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フェンシンググ男子エペ団体の快挙支えた、いぶし銀職人のグローブ 香川県・細川勝弘さん

スポニチアネックス / 2024年8月4日 5時2分

香川県東かがわ市の「スケルマ」を訪れた見延和靖(右)と写真に納まる細川勝弘さんと妻のかずゑさん(スケルマの公式フェイスブックから)

 銀メダルに輝いたフェンシング男子エペ団体の見延和靖(37)と古俣聖(26)のグローブを製作した香川県東かがわ市の「スケルマ」の縫製職人・細川勝弘さん(77)が2大会連続のメダル獲得を「日頃の鍛錬のたまもの。感動した」と祝福した。

 6月ごろに、見延がグローブを新調するため工場に来訪。剣を構えた時に、小指側の手首部分の生地がつっぱるのを改善した。出来上がったグローブを着用した見延は「実戦向けの手袋だ!」と大満足の様子だったという。

 2005年からフェンシンググローブ作りを始め、五輪には08年の北京から5大会連続で細川さんのグローブを着用した選手が出場。しかし、年齢も考え10月をめどに札幌市の次女に製作を引き継ぎ第一線を退くつもりで、今大会が“最後の五輪”となる。

 それだけに男子エペ団体の銀メダル獲得について「勇退の花火を打ち上げてもらった気分だ」と喜びを語った。

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