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広島・森下 “二刀流”で5連勝導いた! 打点挙げると9戦全勝の不敗神話継続「打率3割切りたくない」

スポニチアネックス / 2024年8月4日 5時2分

<広・中>お立ち台に立つ広島・森下(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 広島4ー1中日(2024年8月3日 マツダ)

 広島・森下暢仁投手(26)が3日、中日戦(マツダ)に先発し、8回7安打1失点の好投で8勝目を挙げた。打撃でも同点に追いついた直後の5回無死二、三塁から決勝の中前2点打を放ち、投打で躍動。打点を記録した試合は1年目の20年8月14日阪神戦から9戦全勝とし、不敗神話は健在だ。チームも今季最長タイの5連勝で貯金を今季最多の10に伸ばし、首位を堅持した。 

 森下の投打“二刀流”の活躍に鯉党も酔いしれた。本業の投手としては先制点を献上しながらも8回1失点の好投で8勝目。最少失点で粘り抜き、ホッと息を吐いた。

 「最少失点で投げることができたので、良かった。チームもいい状態ですし、勝つことに越したことはない。(もっと)勝ちが増えていったらいいなと思う」

 0―0の3回1死一、三塁から福永に先制の中前適時打を浴びた。そこから修正に成功。「(捕手の)会沢さんとコミュニケーションを取れてやれた」。以降は140キロ台後半の直球を軸に、チェンジアップ、カーブなどで緩急を駆使して凡打の山を築いた。4―1の8回は木下、代打・大島に連打を浴びて無死一、二塁のピンチ。続く村松に対して2ボールとなったところで、菊地原投手コーチとトレーナーがマウンドに駆けつけて右手の指を確認する場面があった。ただ、異常は見られず、そのまま続投して後続を抑えた。

 また、得意の打撃でも「8番・投手」としての存在感を発揮した。5回に同点に追いつき、なおも無死二、三塁で迎えた第2打席。カウント2―2から先発の大野が投じた外角高め直球を捉えた。前進守備の二遊間をゴロで抜けた一打は決勝の中前2点打となった。

 「三振せずに打球を前に飛ばしたいという思いがあった。いいところに飛んでくれた」

 5月29日オリックス戦以来の打点が勝利に直結。試合前には森下と同様に打撃を得意とする床田と打撃談議を交わしていた。今季は32打数6安打で打率.188の先輩左腕に活躍を予告した。

 「自分は(あと1本で今季)10安打目だったので、10本目を打つのと、打率3割は切りたくないという話をして、“キープしてきます”と話をしました」

 その宣言通り「H」ランプをともした。試合前時点で30打数9安打で打率.300。それが.303まで上昇した。「(打率上昇で床田さんは)悲しんでいると思います」。お立ち台では球場を笑いに包んだ。

 打点を記録した試合は無傷の9連勝と不敗神話も健在だ。新井監督も「何も言うことはない」と最敬礼。チームも今季最長に並ぶ5連勝とし、貯金も同最多の10に伸ばすなど、勢いは加速の一途をたどる。(長谷川 凡記)

 ○…森下(広)が8回1失点で8勝目。5回には2点打で勝利打点も挙げた。広島で勝利投手&決勝打は、23年6月28日のDeNA戦で森下自身が7回2失点&決勝3ランを放って6―2で勝って以来だ。森下はシーズン10安打に到達。22年にも11安打を放っており、球団投手で2度のシーズン2桁安打は13、15年の前田健太以来。

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