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DeNA 9連敗で止まる 4番オースティン2度の同点弾「一つ勝ったからといって手放しでは喜べない」

スポニチアネックス / 2024年8月4日 5時22分

初回1死一、二塁、同点3ランを放ったオースティン(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ DeNA10―4阪神(2024年8月3日 横浜)

 DeNAを連敗地獄からチームを救ったのは4番オースティンだった。勝利のハイタッチにも力がこもる。2本塁打で連敗を9で止めた主砲は「相手があるし連敗は仕方ない。すぐにホームランが打てて良かった」と胸を張った。

 前日に21年以来、3年ぶりの9連敗。もう負けられない――。そんな思いをバットに込めた。いきなり3点を先取された直後の初回1死一、二塁で大竹から左中間席に同点16号3ラン。再び1点ビハインドで迎えた6回は先頭で再び大竹から「今季一番の手応え」という一発を左翼席に運ぶ17号同点ソロ。この2発が呼び水となり、2桁得点で大勝。暗いトンネルから脱した

 三浦監督も苦悩していた。開幕から「不動の4番」だった牧を前日は3番、この日は新人だった21年以来3年ぶりの2番に据えた。今夏球宴の守備で打球が当たり「右下顎と頭痛」を発症したことで脳振とう特例抹消中だったオースティンを前日から4番に据えた。その打線が機能して快勝。「一つ勝ったからといって手放しでは喜べない。これをつなげられるように頑張る」と気を引き締めた。

 「一試合一試合、勝利を重ねた先に優勝がある。毎試合、勝たないと意味がない」とオースティン。大型連敗を止めた助っ人が、再びチームを上位戦線に浮上させる。(大木 穂高)

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