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【サッカー男子:総括】成果:磨いた「個の能力」発揮 疑問:これがベスト布陣か?

スポニチアネックス / 2024年8月4日 7時31分

敗戦の瞬間に顔を押さえうずくまる藤田(AP)

 ◇パリ五輪第8日 サッカー男子準々決勝 日本0―3スペイン(2024年8月2日 リヨン競技場)

 出場国で唯一、OA枠を使用しなかった大岩ジャパンが8強入りした。転換点となったのが22年11月の親善試合スペイン戦での零敗だった。サイドに追い込んでもボールを奪えず、個でも簡単に突破を許した。DF木村が「個の能力で一番世界レベルを感じた」と振り返ったほどだ。

 以後、選手たちは個を磨くことに目の色を変えるようになった。その成果が今大会で“国防”の活躍を見せた小久保であり、中盤に君臨した藤田だった。あのスペイン戦から約1年8カ月。雪辱はならなかったが、選手たちは大きく縮まった差を実感したはず。大岩監督の言葉ではないが、ぜひA代表の舞台で雪辱してほしい。

 五輪が大好きな国民性もあり、チームへの熱量、それぞれの献身性も群を抜いていた。OA枠がいなかったことで生まれる一体感も感じられた。その一方で日本協会がこの3年間であらゆることを想定できていたかと言えば疑問符がつく。

 久保建英、鈴木彩艶をはじめ、五輪最終予選まで参加したMF松木玖生らが所属クラブ事情で参戦できなかった。一定の成果は出せたが、これが五輪世代の「ベスト布陣」かといえば、疑問符が付く。日本協会は今回の結果を検証し、今後の五輪の位置づけや指針を示してほしい。(サッカー担当・滝本雄大)

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