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阿部一二三 あと1勝から無念の銀「日本の皆さんにごめんなさい…あそこで勝ち切らないと意味がない」

スポニチアネックス / 2024年8月4日 2時16分

代表戦に敗れた斉藤をねぎらう村尾と高山。号泣の阿部一二三、角田、高市も駆け寄る(ロイター)

 ◇パリ五輪第9日 柔道(2024年8月3日 シャンドマルス・アリーナ)

 柔道混合団体の決勝が行われ、日本はフランスに敗れ2大会連続の銀メダルに終わった。準々決勝と決勝に出場した阿部一二三(パーク24)は男子66キロ級に金メダルに続き、2大会連続の銀メダル獲得となった。

 3勝1敗と優位の中、阿部一二三が、8分を超える激闘の末に一本負け。

 代表戦で斉藤の敗戦が決まると悔し涙を止まらなかった。「。みんながつないでくれた良い流れをものにできなかった。あそこで勝ち切らないと意味がない。本当に悔しい気持ちでいっぱいです」

 東京五輪の悔しさを、忘れたことがなかった。

 個人の戦いでは、目標だった連覇を果たし、日本柔道通算50個目となる金メダルを獲得。それだけでは足りない。団体でフランスを倒してこそ、東京五輪から歩んだ3年間のストーリーが完結する。

 出場初戦となった準々決勝では、詩に続き先鋒となった一二三。男子73キロ級での出場だが、同じ66キロ級出場のストラヒニャ・ブンチッチを序盤から圧倒。合わせ技一本で連覇を果たした王者の貫禄を見せた。

 決勝の舞台でもチームを鼓舞。しかし、2つ目の目標は、2度目の五輪でも達成することはできなかった。28日に連覇を達成し、挑戦

を明言した4年後のロス五輪こそ――。それでも、連覇どころか悪夢の2回戦敗退に涙した妹・詩とともにメダルを手にすることができたパリ五輪。一二三の挑戦は、まだまだ続く。

 ◇阿部 一二三(あべ・ひふみ)1997年(平9)8月9日生まれ、兵庫県出身の26歳。兵庫・神港学園高、日体大を経て20年4月からパーク24所属。家族は両親と兄、妹・詩。6歳の時に兵庫少年こだま会で開始。中2は55キロ級で、中3では60キロ級で全中制覇。高校でも数々のタイトルを手にし、高2だった14年のグランドスラム東京大会を17歳で制覇。世界選手権は17、18、22、23年と4度制覇。21年東京五輪金メダル。

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