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石川佳純さん 早田ひなの異変察知も、あえて質問しなかったワケ 「配慮すごい」「気遣いに感動」の声

スポニチアネックス / 2024年8月5日 0時2分

石川佳純さん

 フジテレビのパリ五輪スペシャルキャスターを務める元卓球日本代表の石川佳純さん(31)が4日、同局「Mr.サンデー」(日曜後10・00)に出演。卓球女子シングルスで銅メダルを獲得した世界ランク5位の早田ひな(24=日本生命)について解説した。

 石川さんは準決勝敗退後の早田が、珍しく弱音を吐いたり、左腕の異変を感じていたが、そのことは一切ふれなかった。「痛いんだと思います。たぶん。どこか、たぶん手が痛いんじゃないかな。(テーピングを)ぐるぐるにしていて」と心配そうな表情を浮かべていたVTRが放映された。

 パリのスタジオで「緊張して力がいつもより入っている分、ケガもしやすくなったり、焦る気持ちも大きくなってしまう」とし、「早田選手はパワーヒッターなんですが、試合を見ていて、いつもの強打が少ないなと思っていた。その後、手を気にしている仕草もあったので、手が痛いんだろうなと思っていたんですが、早田選手が言うまでは私は聞かないと思っていた」とあえて質問しなかった理由を明かした。

 早田は不安を抱えながらも見事な銅メダル獲得。3決直後には、早田のコーチを務める石田大輔氏とのやりとりも公開。「5分前までラケット握るのも痛いって言ってたの。練習も何もしてない。信じられん!」と明かした石田氏に「ホント?よく頑張りました」と石川さんも驚きながらねぎらった。

 東京五輪の時は控えとして支えてくれた後輩・早田の姿に、思わずインタビューエリアで「頑張りました」と握手し、ハグして祝福した。

 スタジオの石川さんは「卓球のボールはすごく軽いのでテーピングしただけでも感覚がすごく変わってしまう。早田選手は緩急をつけて工夫して点をとっていった。あとは3年間で積み重ねた戦術の引き出しを感じた。ここぞでしっかり地力を強さを出せた」と分析。

 また「ここまでのケガは想定してなかっただろうと思いますが、ここ一番の集中力は改めてすごいなと思った。本当に良い時も悪い時もしっかりコツコツと積み重ねられる選手。メダルにつながってよかった」と安どしていた。

 ネット上では、あえてケガについて質問しなかった石川さんに「選手へのリスペクトがすごい」「配慮がすごい 知ってたら普通聞いちゃうよな」「経験者でしかわからない察し方と気遣いにも感動」などと声が上がった。

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