広島・九里 「黒グラブ」で6回3失点 39日ぶり5勝目も反省コメント「防げる失点もあった」

＜広・中＞お立ち台で笑顔の（左から）広島・九里、中村貴、秋山（撮影・岸　良祐）

　◇セ・リーグ　広島6ー4中日（2024年8月4日　マツダ）

　6回で9安打を許しながら3失点。苦しんだ末に6月26日のヤクルト戦以来、39日ぶりの5勝目を挙げた広島・九里は「序盤にたくさん点を取ってもらい、楽な気持ちで投げたけど、防げる失点もあったので反省して次につなげたい」と汗を拭った。

　要所で粘った。代打・龍空の適時打で失点した4回、なおも1死満塁で村松を遊ゴロ併殺。自身の悪送球で3点目を失った5回、1死一、二塁でもディカーソンを二ゴロ併殺に斬った。バックの好守にも助けられ「すごく感謝です」と喜んだ。

　普段使う赤のグラブから、この日は黒のそれに変更。「特に意図はない」とはぐらかした胸中を、新井監督は「久々に勝ちが付き、気持ちは少し楽になったと思う」と思いやった。九里は次戦に向け「もっといい投球ができるように頑張りたい」と力を込めた。