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広島・中村貴 プロ初決勝打で今季初6連勝導いた「内野ゴロでもいいやと思って…」

スポニチアネックス / 2024年8月5日 5時2分

<広・中>初回、先制の適時内野安打を放った広島・中村貴(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 広島6ー4中日(2024年8月4日 マツダ)

 広島は4日の中日戦で今季初の6連勝、本拠地マツダスタジアムでは8連勝へ伸ばし、最多貯金11で首位を堅守した。4連打を含む5安打集中の初回5得点が光り、特に中村貴浩外野手(24)は投手強襲の先制打でプロ初の決勝打を飾り、小園海斗内野手(24)も右前適時打で続いて2年ぶり3度目の100安打に到達。そろって同学年の中日・根尾の攻略に貢献した。

 初回から鮮やかに攻撃がつながった。無死一、三塁の好機を生かしたのは3試合ぶり先発で3番を任された中村貴だ。過去9打席無安打中でも積極性を失わず、初球フォークを迷わずに振った。ライナーで根尾のグラブをはじき、先制点をたたき出した。

 「(内野が定位置で)ゴロを打って、しっかり走っていけば併殺はないと思ったので、内野ゴロでもいいやと思って打席に入った。自分はアピールしないとダメな立場。どんな形でも安打になって良かった」

 バットのヘッドを利かせて打つことを意識に置き、開幕当初に比べて打撃フォームも変化。日々、試行錯誤しても「結果を残せなかったら、いつ2軍に落ちてもおかしくない」と常に危機感がある。試合中のベンチでも「今どんな感じになっている?」と同学年の小園に助言を求め、プロ2年目で初の決勝打が生まれた。

 小園も同じ初球打ちで続いた。無死一、三塁から143キロを右前適時打。「打てて良かった。内野も後ろだったので何とか1点取れれば…と思っていた」。2試合連続の適時打で2年ぶり3度目の100安打に到達。「去年があっての今年。いいところでやらせてもらっているので、ここで終わらないように頑張りたい」と先を見据えた。

 2人とも根尾とは同学年。大阪桐蔭時代に春夏の甲子園大会で連覇した“世代の象徴”を攻略した。中村貴は「知名度もあるが、僕はないので、これからも泥くさく頑張りたい」と誓い、小園も「負けないように。根尾とも対戦がもっとできるように、自分も頑張っていけたら」と意気込んだ。

 24歳コンビの連打で打線は勢いづき、坂倉、矢野にも適時二塁打が飛び出して一挙5得点。今季2度の同一カード3連敗を喫していた中日に一つやり返し、対戦成績を6勝9敗1分けへ押し戻した。屋外の本拠地6連戦を最高の形で飾り、新井監督も「厳しい暑さだったけど、選手の頑張りに感謝したい」と称えた。あす6日からは勝負の9連戦。眼下の巨人、阪神との激突へ弾みがついた。(長谷川 凡記)

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