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ソフトバンク・今宮 パ・リーグ新記録「遊撃手1532試合出場」 熱男式トレ取り入れ奏功「感謝」

スポニチアネックス / 2024年8月5日 5時2分

<ソ・日> 遊撃手としての出場数パ・リーグ記録を更新したソフトバンク・今宮  (撮影・成瀬 徹)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク3ー2日本ハム(2024年8月4日 みずほペイペイD)

 ソフトバンクの今宮健太内野手(33)が4日、遊撃手として通算1532試合の出場を果たしパ・リーグ新記録を樹立した。「2番・遊撃」で出場。松井稼頭央(西武、楽天)の記録を塗り替えた。

 この日も守備で見せた。小久保監督は「あれは今宮にしかできないぐらいのタッチの技術なので。だてにパ・リーグで一番ショートを守ってない」と称えた。9回、甲斐が2度の盗塁阻止で試合の流れを変えた。二塁ベースに入って、絶妙なタッチでアシストを決めたのが今宮だった。

 球界を代表する遊撃手への“出発点”となったのが3年目の2012年だった。4月18日のオリックス戦に守備固めで出場。終盤8回1死満塁で本塁へ2点悪送球をし、思わず目に涙を浮かべた。「あのミスをきっかけに練習の入り方というのも変わったのは事実」と振り返る。悔しさを糧にすることを誓いレギュラーへの成長を遂げ、翌13年から5年連続ゴールデングラブ賞を受賞した。

 一時は度重なる故障に苦しんだが、現在は7月で33歳を迎えながら堅実かつダイナミックな守備は完全復活している。筋肉系の故障がなかった松田宣浩氏(本紙評論家)のトレーニング法を取り入れて奏功した。「そこは松田さんに感謝です」と笑みを浮かべた。

 もちろん通過点にすぎない。「1年でも長くショートとして出られるように頑張っていきます」。これからも攻守の要としてチームを引っ張っていく。

 (木下 大一)

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