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ドジャース・大谷 30発30盗塁!史上3位のスピード到達 初の1試合3盗塁で日本人初快挙

スポニチアネックス / 2024年8月5日 1時32分

<アスレチックス・ドジャース>9回、二盗を決める大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース10-0アスレチックス(2024年8月3日 オークランド)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、アスレチックス戦に「1番・DH」で出場。自身初の1試合3盗塁で31盗塁とし、33本塁打と合わせて球団史上3人目、日本選手初となる「30―30(30本塁打、30盗塁)」を達成した。出場108試合での達成は史上3番目のスピード記録。残り51試合で過去5人しか達成していない「40―40」、前人未到の「50―40」も視野に入る。

 試合後、地元ラジオ局のインタビューで、大谷はいつも通り淡々と答えた。日米通じて初の1試合3盗塁で、33本塁打と合わせて球団史上3人目、DHではメジャー史上初の「30―30」を達成したが、あくまでも通過点。「もっと積み重ねられるように頑張りたい。やることだけしっかりやって、今後も良い数字を重ねられれば幸せだと思う」と言った。

 四球で出塁した初回にすぐさま二盗に成功。5回に二塁強襲安打を放ち、先頭で中前打を放った9回は次打者の2球目に節目の30盗塁目を決め、さらに三盗も決めた。「30―30」は過去46人が69度達成しているが、出場108試合は3番目のスピード記録。貪欲な走塁が一挙6得点の呼び水となり、チームの連敗を3で止め「30盗塁目はあまり良いスタートではなかったけどセーフで良かった。その後の盗塁も良い流れをつくれた」と誇った。

 打者専念の今季はキャンプから走塁練習に時間を割いた。デーブ・ロバーツ監督は大谷を「唯一無二の存在」と称し「キャンプ中から走塁に焦点を合わせ、翔平のレーダーには“40―40”が入っていた」と明かす。エンゼルス時代もコーチで指導したディノ・エベル三塁コーチは「翔平は盗塁を増やすために走っていない。重要な局面でチームが勝つために走る。40盗塁には三盗は不可欠」と強調する。前年まで自己最多26盗塁だった21年は三盗は1個のみも今季は4個。盗塁成功率も昨季まで72・3%だが、今季は88・6%だ。残りは51試合。現在シーズン48本塁打&45盗塁ペースで、過去5人の「40―40」はもちろん、史上初の「50―40」も現実味を帯びている。(奥田秀樹通信員)

 ≪トリプルスリーへ残り51戦≫大谷は残り51試合で打率3割(.309)を維持すれば日本選手初の「トリプルスリー」を達成する。次なる目標の「40―30」は過去14人が達成。「40―40」は96年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、98年のアレックス・ロドリゲス(マリナーズ)ら過去5人しか記録していない。「30―30」はメジャー47人目(70度目)、球団では11年のマット・ケンプ以来、13年ぶり3人目(4度目)で、プロ野球では12人が18度記録している。

 メジャー初出場、初安打、初勝利、ダブル規定到達など、自身にとって多くの節目の記録を残したオークランド・コロシアムは今季限りで閉場し、ア軍は来季からサクラメントに移り、28年からはラスベガスに移転する。思い出の地での最後の3連戦の2戦目で、大谷が再び輝きを増した。

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