「噺家十五周年~翔ぶトリウィーク~」が26日に繁昌亭でスタート 笑福亭仁智「飛躍の機会に」
スポニチアネックス / 2024年8月5日 13時3分
上方落語界で入門15周年を迎えた噺家が「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)、「神戸新開地喜楽館」(神戸市兵庫区)の昼席記念公演で1週間トリを務める「噺家十五周年~翔ぶトリウィーク~」の会見が5日、大阪市内で開かれた。
上方落語協会会長の笑福亭仁智(72)は「1週間トリを務めて、飛躍の機会にしていただきたい」と期待。副会長の桂米団治(65)は「皆、個性豊か。楽しんでいただけると確信してます」と語った。
繁昌亭の南に隣接する大阪天満宮で成功祈願のご祈祷を済ませた09年入門の5人。その後、繁昌亭での特別公演などで使用する新作の「後ろ幕・のぼり」を前に会見。3週間後にトップで登場する林家愛染(37)は「一発目でどうなるか分かりませんが、楽しみの方が勝ってます。トリのプレッシャーはあるが、15年目で開き直って何とかなると思います」と意気込み。続く桂団治郎(35)は「不安でいっぱいですが、今年で(記念公演を)やめた方がいいと言われないように」と気合いを込めた。
桂三語(39)は「寄席を大事にする原点に返って、笑いと感動を届けたい」と決意表明。桂和歌ぽん(33)は「皆さんから“和歌ぽんでトリ、大丈夫か”と心配されますが、文福一門ならではの笑いを、お客様ファーストで」と気合い十分。桂福点(56)は「(福団治)師匠から“ワシの寿命を縮めるようなことはせんように”と言われますが、皆様に感謝の思いを込めて笑いを届けたい」と語った。
繁昌亭での公演後、来年1月末から神戸の喜楽館で再度、5人が1週間ずつトリを務める。喜楽館の伊藤史隆支配人(61)は「若々しく自由な発想でお客様を楽しませていただきたい」と期待を込めた。
【公演スケジュール】
◆天満天神繁昌亭
林家愛染(8月26日~9月1日)
桂団治郎(9月16~22日)
桂三語(11月18~24日)
桂和歌ぽん(12月23~29日)
桂福点(25年1月20~26日)
◆神戸新開地喜楽館
林家愛染(25年1月27日~2月2日)
桂団治郎(同2月3~9日)
桂和歌ぽん(同2月24日~3月2日)
桂三語(同3月10~16日)
桂福点(同3月24~30日)
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