全日3冠ヘビー 安斎勇馬に青柳優馬が緒戦 王者・安斎“師匠”超えで真の王者に

全日本の立川大会で3冠ヘビー級選手権を戦う王者・安斎勇馬（右）と挑戦者の青柳優馬

　全日本プロレスは5日、都内で会見を行い、17日のアリーナ立川立飛で行われる立川大会で3冠ヘビー級王者・安斎勇馬（25）に青柳優馬（28）が挑戦することを発表した。

　6度目の防衛を狙う王者・安斎は「3冠戦が決まりわくわくしている。青柳さんとシングルで戦ったことがないので初のシングルが3冠戦。この人に負けたくないし、認められたい。今までベルトを巻いてなかったので勝って胸を張って腰にベルト巻きたい」と意気込む。安斎にとっては青柳はまさに“師匠”というべき存在。諏訪魔にスカウトされたものの、練習生の時から腕立てや受け身の取り方など基本を叩き込まれた。だからこそ青柳を倒して真の3冠王者と宣言することを誓った。

　挑戦者の青柳も「昨年11月にベルトを落として以来の3冠戦。若手、新時代の選手の活躍がめざましいが、僕のことを応援してくれる人たちにも3冠のベルト取って1番になりたい」と王者返り咲きに燃えている。青柳も安斎が入団してきた時には「オーラが違った」と全日本を引っ張っていく存在だと直感したという。それでも「爽やか顔でいうが、通過点と思っているはず。17日は安斎の化けの皮をはいでやる」とベルト奪還に気合が入っていた。