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【林享の競泳総括】男子メドレーリレー初の予選敗退が日本の低迷を象徴 再建へ若手に海外経験を

スポニチアネックス / 2024年8月5日 17時51分

競泳混合400メートルメドレーリレー決勝で8位に終わった(左から)池江、平井、谷口、松山(撮影・岡田 丈靖)

 日本勢最後の出場種目だった女子400メートル個人メドレーは経験豊富な平泳ぎの鈴木の活躍で5位に入った。引き継ぎタイムは全体で2番手の好タイム。個人種目を含めて大舞台で持っている力を発揮できるのはさすがだった。

 日本は今回男子400メートル個人メドレー2位の松下のメダル1個に終わった。メダルの数以上に課題として残ったのは自己ベストを更新したのが松下だけだったこと。多くの選手が自分のパフォーマンスを発揮できなかった。チームとして戦う上で、かつての北島康介、入江陵介のような絶対的エースが不在で引っ張っていく選手がいなかったことも響いた。

 アテネ五輪から3大会連続でメダルを獲得していた男子400メートルメドレーリレーでは、今回初めて決勝進出を逃した。世界のトップ戦線から日本が後退していることを象徴している出来事だった。

 米国、豪州は強く、他国のレベルが上がっているのは間違いない。情報収集含め、強化の立て直しは急務だ。明るい材料を探せば、松下のほかに10代の平井、成田も決勝に進出した。今後彼らをどう育てていけるか。国際大会では水質、水深の違いにも対応しないといけない。どんな環境でも自分のパフォーマンスを発揮できるように海外で経験を積むことが重要だ。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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