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フェンシング男子フルーレ・永野、リザーブから投入時の心境明かす「頭真っ白」から役目果たし「ホッ」

スポニチアネックス / 2024年8月5日 21時43分

一夜明け会見のフォトセッションで金メダルを手にフェンシングポーズを決める男子フルーレ団体の(左から)永野、飯村、松山、敷根

 ◇パリ五輪第11日(2024年8月5日)

 フェンシング男子フルーレ団体決勝で金メダルに輝いた日本の松山恭助(27=JTB)、飯村一輝(20=慶大)、敷根崇裕(26)、永野雄大(25=ともにネクサス)が5日、パリ市内でメダリスト会見に出席し、喜びを語った。

 歴史に名を刻んだ4人。リザーブの永野は準決勝までの出番がなく、このままでは選手団認定もメダル授与もなかったという状況だった。だが、出番は決勝のここ一番でやってくる。1点リードの第8試合。今大会初めてピストに立つと、5―0で圧倒した。

 「(出番に向けて)準備している段階は頭真っ白というか、“本当に出るのか”みたいな。終わった後は、とりあえず仕事したかなってホッとした感じ」と笑いながら振り返った。

 戦いの舞台となった歴史的建造物グランパレは10年世界選手権で、太田雄貴さんがけん引したフルーレ男子が団体で銅メダルを獲得した場所でもあった。

 松山が「2010年の世界選手権で太田さんとチームが銅メダルを獲得するのをYouTubeで見ていた。その時に初めてグランパレを見て素晴らしい会場というのが印象だった」と話すのに対し、永野は「グランパレってなんのこと分からなかった」と言い、「選手紹介の時は五輪って演出がこってるなと思った」と笑わせた。

 フェンシングは全日程が終了し、日本は金2、銀1、銅2の計5個を獲得。永野は「自分たちの頑張りを見て、新しいことをする一歩を踏み出すきっかけになればうれしい」と語った。

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