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【男子バレー】日本、第4セットも落とした…48年ぶり4強へ正念場 セットカウント2―2で最終セットへ

スポニチアネックス / 2024年8月5日 22時17分

<パリ五輪 バレー男子準々決勝>第3セット、得点が決まり喜ぶ(左から)石川、高橋藍、関田、高橋健、西田(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪第11日 バレーボール男子準々決勝 日本―イタリア(2024年8月5日 パリ南アリーナ)

 52年ぶりの五輪金メダルを狙う世界ランキング6位の日本は、準々決勝で同2位で22年世界選手権王者のイタリアと対戦。2セットを連取したが第3セットを25―27、第4セットは24―26で落とした。

 1次リーグC組で1勝2敗と苦しんで3位となった日本は全体8位で通過。B組のイタリアはブラジル、エジプト、ポーランドに3連勝し、全体1位で8強に駒を進めた。

 4強入りがかかる大一番で日本は西田有志、山内晶大、関田誠大、高橋健太郎、高橋藍、石川祐希が先発。ベンチには昨年3月に胃がんのため31歳で急逝した東京五輪代表のセッター・藤井直伸さんの写真が置かれ、仲間たちの戦いを見守った。第1セットは前戦で途中交代した石川がスパイクを決めるなど序盤からリードを奪い、14―12から5連続ポイントを奪取。西田がブロックアウトを誘ってセットポイントを奪い、最後は相手ミスにより25―20で第1セットを奪った。

 シーソーゲームとなった第2セットは石川のサーブで崩して4点差を跳ね返すと、最後は21―23から4連続ポイント。25―23でこのセットもものにした。第3セットは序盤リードも、意地を見せるイタリアに追いつかれる。それでも24―21とマッチポイントを握ったが、そこから4連続失点を喫し、25―27で落とした。第4セットは劣勢から24―24に追いつくも、最後はイタリアに押し切られた。

 日本は1次リーグ初戦で2時間23分の激闘の末、ドイツに2―3で逆転負けを喫して黒星発進。第2戦は東京五輪銅メダルのアルゼンチンを3―1で下し、今大会初勝利を挙げた。最終戦では米国に1-3で敗れるも1セットを奪取したことで東京五輪に続いて2大会連続の準々決勝進出が決定。主将の石川祐希は「まず次の試合が重要。ここから負けたら終わり。しっかり勝ち切る準備をして臨みたい」と決勝トーナメントを見据え、意気込みを語っていた。

 日本とイタリアの過去の戦績は27勝41敗。五輪では7回対戦して2勝5敗で1988年ソウル大会以降5連敗を喫していた。東京五輪では1―3で敗れたがその後は接戦が多く、昨年のネーションズリーグ3位決定戦では3―2で競り勝った。

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