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【男子バレー】4強へ“あと1点”遠く…勇退ブラン監督は胴上げに涙「日本を率いるのは最後、寂しい」

スポニチアネックス / 2024年8月5日 23時0分

<パリ五輪 バレー男子準々決勝>ブラン監督(左)と抱き合い涙する石川(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪第11日 バレーボール男子準々決勝 日本2―3イタリア(2024年8月5日 パリ南アリーナ)

 52年ぶりの五輪金メダルを目指す世界ランキング6位の日本は同2位で22年世界選手権王者のイタリアと準々決勝で対戦し、2―3(25―20、25―23、25―27、24―26、15―17)で逆転負け。1976年モントリオール大会以来48年ぶりの4強入りを逃した。2セット連取して迎えた第3セット、そして最終セットにもマッチポイントを握る場面があったが、あと1点届かず1次リーグを全体1位で通過した強敵に屈した。

 “あと1点”が遠く、4強を前に涙をのんだ日本。試合後は今大会で勇退するフィリップ・ブラン監督が選手たちに胴上げされ、涙を浮かべる場面もあった。

 17年に中垣内祐一前監督に招かれ、2大会続けて五輪を逃すなど低迷していた日本のコーチに就任。戦術や練習メニューの立案を担い、堅守を構築。速攻などコート中央を重視した攻撃を浸透させ、21年東京五輪では29年ぶりに8強入りさせた。

 その後監督に昇格し、昨年はネーションズリーグ(NL)で3位となり、パリ五輪出場権も獲得。今年もNLで2位に食い込むなど日本を世界でトップ争いができるチームに成長させた。

 五輪後は韓国のクラブチーム、現代キャピタルの監督就任が決まっている指揮官は「あと1点が取れなかったので非常に残念」と試合展開を悔やみつつ、「取れそうなところが取れなかったのがあるし、準決勝進出を夢見ていたのでそこがかなわなかったことは悲しいが、日本のチームを率いるのは最後になるので、そこに関しても寂しい気持ち」と吐露。

 「もう少しで取れそうな試合展開だったので悔しさはもちろん残る。今までチームとしてやってきたことには誇りを持っている。最後負けてしまうのは悲しい、残念な気持ち」と率直な思いを口に。

 集大成と位置付けた今大会で前回の成績を超えることはできなかったが、「スタッフ、選手と準決勝に進出する、上のレベルを目標にしてきたので、かなわなかったことは悔しいが、いいチーム作りができたのでそこに関しては誇りに思う」と目を潤ませながら話していた。

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