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グレコ60キロ級・文田健一郎が初戦圧勝突破! 東京五輪銀メダリスト、悲願の金へ準々決勝進出決めた

スポニチアネックス / 2024年8月5日 23時48分

レスリング・男子グレコローマンスタイル60キロ級で1回戦を突破した東京五輪銀メダリストの文田健一郎(右) (AP)

 ◇パリ五輪11日目 レスリング(2024年8月5日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子グレコローマンスタイル60キロ級は5日、東京五輪銀メダリストの文田健一郎(28=ミキハウス)が初戦でデアルマス・ロドリゲス(キューバ)を下し、準々決勝に進出した。

 4年越しの金メダル獲得を目指す戦いが始まった。最初に相手の消極的姿勢で1ポイントを先行すると、そこからローリング3回。一気に7ポイントをリードした。最後は首投げを決め11―1で圧勝した。

 21年東京五輪では金メダル確実と目されながら、決勝でまさかの敗戦。3年前の忘れ物を取りに行くパリに向けて「準備が足りなかったと思うので、ミスや後悔がない準備をしていきたい」と万全の準備を誓っていた。かつては豪快な投げ技にこだわったが、東京五輪の敗戦を機にスタイルを一変。勝負に徹して目的を果たし「これが勝つスタイルなら、僕はそれを貫く」と2度目の五輪内定時に語っていた文田が、グレコローマンの日本勢として1984年ロス五輪52キロ級の宮原厚次以来、40年ぶりの金メダル獲得へ突き進む。

 ◇文田 健一郎(ふみた・けんいちろう)1995年(平7)12月18日生まれ、山梨県出身の28歳。山梨・韮崎工高、日体大を経て、18年4月からミキハウス所属。中学で本格的に競技を始め、高校時代は父・敏郎さんが監督を務める韮崎工で史上初のグレコ高校8冠を達成。16年全日本選手権を初制覇し、17、19年世界選手権を制覇。21年東京五輪は銀メダル。日体大では男子フリースタイル57キロ級の樋口黎と同期。家族は妻・有美さん、長女・遙月ちゃん。

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