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10戦連続打点中の阪神・森下へ記録保持者バース氏からエール「記録が破られたとしても阪神が勝てば幸せ」

スポニチアネックス / 2024年8月6日 5時17分

阪神・森下

 猛虎のレジェンドに挑戦状だ。6日から始まるヤクルト3連戦(神宮)を前に、阪神・森下翔太外野手(23)が5日、1986年にランディ・バース(阪神)が打ち立てたプロ野球記録の13試合連続打点到達へ意欲を燃やした。ここまで、球団では単独2位となる10試合連続打点をマークしている背番号1。この日、東京ドームで「サントリードリームマッチ2024」に出場した歴代最強助っ人からは、熱いエールももらった。

 チャンスでより輝きを放つ森下が、プロ2年目にして、金字塔に挑もうとしている。8連勝のスタートとなった7月21日の広島戦から続く連続試合打点は、4日のDeNA戦の初回に放った適時二塁打で「10」まで伸びた。自身は2000年生まれ。現在70歳のバース氏の活躍をリアルタイムで見ていなくても、1985年日本一の立役者の偉大さを熟知している背番号1は、言葉に力を込めた。

 「記録を目指すわけじゃないですけど、やってきたことがつながって、最終的に記録になればいいと思っている。まずはチームの勝利に貢献できるような打撃をしたい」

 6日から始まる3連戦の舞台は、中大時代に主戦場としていた神宮。今季の球場別成績で見れば打率・250、0本塁打、1打点でも、最近10試合で打率・462(39打数18安打)、3本塁打、15打点と完全復調した今なら心配はいらない。この間、チームは9勝1敗。森下が打点を挙げれば、おのずと勝利に近づく。

 甲子園球場が1924年の開場から100周年の記念日だった8月1日、聖地でのセレモニーにサプライズ登場したバース氏は、この日、東京ドームで開催された「サントリードリームマッチ2024」に出場。「記録はいつか破られるもの。破られたとしても阪神が勝てば僕は幸せ」と森下の背中を押し、3冠王に2度輝いた自身の現役時代を思い起こしながら「たくさんのビデオを見て、新しい対戦相手が出たら研究することが大事。常に自分の考えを持って、それに対しての準備をすること」とアドバイスを送った。

 森下が初戦で打点を挙げれば、「神様」こと川上哲治(巨人)ら11人を上回り、ペタジーニ(同)ら5人に並ぶ。その上には18年に3度目のトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)を成し遂げた12試合連続の山田(ヤクルト)がおり、目の前で追いつき追い越すチャンスも広がっている。

 9連戦に向け、「カード勝ち越しをずっと繰り返していけば最終的にいい結果が出ると思う。まずは目先の試合を集中してやっていきたい」と誓った23歳。初戦の相手先発ヤフーレは初対戦だが、4日に適時打を放ったDeNAのケイとも過去に対戦がなかった。“初物”にも臆せず、勝利につながる一打を放つ。(石崎 祥平)

 ○…7月29日に来日したというバース氏は、現在の阪神の戦いぶりを「グレート、グレート。よくやっていますね」と称賛。28回目の開催となった「サントリードリームマッチ」で27回目の出場を果たした。ザ・プレミアム・モルツ球団の「4番・DH」として先発し、2回には阪神、オリックスOBの能見篤史氏(本紙評論家)と対戦して空振り三振。4回には「4番バースは足が痛いので、バッターは古田」とアナウンスされて打順を飛ばされたが、6回には逆の形で古田敦也氏の“代打”として再登場した。バックスクリーン3連発の因縁がある槙原寛己氏(本紙評論家)と対戦。投ゴロに倒れた。

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