体操3冠の岡慎之助 報奨金1770万円は高い？安い？パリ五輪で日本唯一の複数金メダル

＜パリ五輪・体操男子種目別決勝＞鉄棒で金メダルを獲得した岡（撮影・岡田　丈靖）

　◇パリ五輪第11日　体操（2024年8月5日　ベルシー・アリーナ）

　岡慎之助（20＝徳洲会）が美しくパリを締めくくった。種目別決勝が行われ、鉄棒で14・533点をマークして金メダルを獲得し、団体総合＆個人総合と合わせて3冠とした。3冠は72年ミュンヘン大会の加藤沢男以来。平行棒でも銅メダルで、4つの勲章とともに夢舞台を終えた。

　第11日を終えた時点で、日本人で複数の金メダルを獲得したのは岡のみ。気になるのは、その報奨金だ。

　日本オリンピック委員会（JOC）は今大会で金メダルを獲得した選手に500万円、銀メダルは200万円、銅メダルは100万円の報奨金を設定。岡は金3、銅1で計1600万円となる。

　日本体操協会の報奨金は金50万円、銀30万円、銅20万円となっており、協会から岡には計170万円。JOCと合わせると合計1770万円だ。所属から報奨金が出る可能性はある。

　ちなみに競技団体で報奨金が高額なのは日本ゴルフ協会（JGA）。金メダル2000万円、銀メダル1000万円、銅メダル600万円だ。日本卓球協会は五輪シングルスの金に1000万円、銀に500万円、銅に300万円、団体戦は金400万円、銀200万円、銅100万円と設定。日本バドミントン協会も金1000万円、銀500万円、銅300万円となっている。

　夢舞台で黄金の足跡を残した岡は、帰国後にしたいことを問われると「ドライブしたいです。あと、おいしい物を食べたいです」と、はにかんだ。