【サッカー男子】開催国フランス エジプトとの激闘延長戦制す!40年ぶり決勝進出＆メダル獲得も決めた

＜パリ五輪サッカー男子　フランス・エジプト＞延長前半、ゴールを決め喜ぶフランス代表マテタ（右手前）ら（AP）

　◇パリ五輪11日目　サッカー男子準決勝　フランス3―1エジプト（2024年8月5日　リヨン競技場）

　パリ五輪サッカー男子は5日に準決勝が行われ、開催国フランスはエジプトと延長戦の末に3―1と勝利。優勝した84年ロサンゼルス大会以来となる決勝進出を果たし、40年ぶりのメダル獲得が決定。そのロサンゼルス大会以来2度目の金メダル獲得へ王手をかけた。9日の決勝ではスペインと激突する。

　本拠からの大声援を受けるフランスは前半4分、左SBのDFトリュフェール（レンヌ）が裏への飛び出しからシュートを放つも相手GKに防がれゴールならず。同26分にMFオリーズ（B・ミュンヘン）が利き足とは逆の右足でシュートを狙ったが惜しくも枠を捉えられず。同40分には左CKからDFバデ（セビリア）がヘディングシュートを放ったが、右ポストに弾かれ0―0のまま前半を終えた。

　後半立ち上がりからサイド攻撃を中心に攻勢に出ると同15分、右からのクロスのこぼれ球をゴール前のFWラカゼット（リヨン）が左足でシュートを放つもポストの右へと外れた。そして好機を逃すと同17分、DFサベールに先制ゴールを許し今大会初失点を喫した。

　追いかけるフランスはここから猛攻を仕掛けると同38分、MFオリーズの絶妙スルーパスからFWマテタ（クリスタルパレス）が起死回生の同点ゴール。土壇場で追いつき勝負は1―1で延長戦に突入した。

　延長前半2分、MFドゥエ（レンヌ）が左サイドを突破しようとすると相手のファウルを誘い、エジプトDFファイドが2枚目のイエローカードを受け退場。数的有利になると同9分、左CKのショートコーナーからMFオリーズがクロス。これをファーサイドのDFシルディリア（フライブルク）が頭で折り返し、最後はFWマテタが頭で叩き込み決勝点。

　延長後半4分にはMFオリーズのダメ押し弾も決まり3―1の逆転勝ち。決勝進出を果たし、銀メダル以上が当確。優勝した84年ロサンゼルス大会以来となるメダルを手にすることになった。