【サッカー男子】エジプト決勝進出ならず…フランスとの激闘延長戦で力尽く 初のメダル懸け3位決定戦へ

＜パリ五輪サッカー男子　フランス・エジプト＞イエローカードを受けるエジプト代表ファイド（右）（AP）

　◇パリ五輪11日目　サッカー男子準決勝　エジプト1―3フランス（2024年8月5日　リヨン競技場）

　パリ五輪サッカー男子は2日、準々決勝が各地で行われ、エジプトが開催国フランスと延長戦の末に1―3と敗戦。初のメダル獲得を懸け、モロッコとの3位決定戦へと回ることになった。

　エジプトはFWアデル（ピラミッド）やMFジゾ（ザマレク）を中心にフランスゴールに迫るも得点は奪えず。守ってはGKアラー（アルアイン）のファインセーブやポストに助けられる場面もあり、0―0のまま前半を終えた。

　後半立ち上がりから攻め込まれる場面が増えるもGKアラーが好守を連発。すると同17分、右サイドからのクロスボールのこぼれ球を拾ったDFサベール（ピラミッド）が思い切り良く右足を振り抜き待望の先制ゴール。今大会無失点だった鉄壁のフランス守備陣を崩した。

　その後フランスの猛攻を受け耐える時間が続くと同38分、MFオリーズの絶妙スルーパスからFWマテタ（クリスタルパレス）にゴールを許し同点に追いつかれてしまった。

　勝負は1―1のまま延長戦までもつれることになり延長前半2分、DFファイド（フェネルバフチェ）が2枚目のイエローカードを受け退場。数的不利になってしまうと延長前半9分、再びFWマテタにゴールを許し1―2。延長後半4分にはMFオリーズにダメ押し弾を浴び敗戦。初の決勝進出とはならず。サッカー競技初のメダル獲得を懸け、同じアフリカ勢のモロッコと3位決定戦で激突することになった。