照ノ富士、体調不良のため夏巡業を離脱 7月の名古屋場所で念願の10度目優勝

照ノ富士

　横綱・照ノ富士（32＝伊勢ケ浜部屋）が岐阜市で夏巡業が行われた6日、治療のため帰京していたことが分かった。

　巡業部長の境川親方（元小結・両国）によれば、富山県砺波市で巡業が行われた前日5日朝、照ノ富士本人から申し出があり、了承。横綱土俵入り、取組をこなした後、帰京したという。

　「（横綱土俵入り、取組を）期待していたファンの方々には申し訳ないが、調子が悪く、東京の病院へ行きたいということだった。“すぐ戻ってきます”と恐縮していた」

　原因は腰や膝の持病ではなく、体調不良のようだという。早ければ茨城県日立市で巡業がある9日にも再合流予定。照ノ富士は7月の名古屋場所で歴代11位タイとなる10度目の優勝を飾った。大関・琴桜（26＝佐渡ケ嶽部屋）との本割には上手出し投げで敗れたが、3敗で並んだ平幕・隆の勝（29＝常磐山部屋）との優勝決定戦は寄り切りで制した。ドルフィンズアリーナでは最後の場所で、念願の10回目優勝に到達。長野県佐久市で夏巡業が開幕した4日から出場していた。