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松下知之が凱旋 19歳らしく自分へのご褒美は「実家のご飯が食べたい」 競泳陣唯一の銀メダル

スポニチアネックス / 2024年8月6日 20時9分

パリ五輪から帰国した松下(撮影・光山 貴大)

 パリ五輪に出場した競泳日本代表が6日、パリから羽田空港着の飛行機で帰国した。男子400メートル個人メドレーで獲得した銀メダルを胸に下げた松下知之(19=東洋大)が到着ロビーに姿を見せると、出迎えたファンから大きな祝福の拍手が送られた。

 今大会の松下は初出場ながら男子400メートル個人メドレー決勝で銀メダルに輝き、今大会の日本競泳陣で唯一の表彰台に立った。大舞台で自己ベストを1秒42更新。最後の自由形で5番手から3人を抜く会心のレースだった。

 帰国後に囲み取材に応じた松下は「ずっと目指していた夢の舞台で緊張感があって、全選手が人生を懸けて戦う場所だった」と憧れの舞台に立った感想を口にした。

 レース時点では18歳。年上の選手たちとしのぎを削ったが「メダルを目標にして準備していた。その努力の結果がこのメダルだと思う。しっかり実力が出せた」と年齢は関係ないとした。

 自分へのご褒美については「まだあまり考えてないですけど…ずっと海外にいたので日本のおいしいものを食べたい。実家のご飯が食べたいですね」と19歳らしい笑顔を見せた。

 

 最後の自由形の前は5番手だったが、「しっかり競り勝つ、というのは慣れていたので、勝てる気はしていた」と振り返り「練習をしていかないと気持ちもつくれない。自信をつけられるような練習ができていたというのが、レースに臨めた理由かな」と勝因を分析した。

 そして平井コーチがいる東洋大に進学してつかんだ快挙に「自分が選んだ道は間違ってなかった。自分を信じてよかった」とうなずき、4年後に向けて「まずはしっかり自己ベストを更新して、自分のタイムをどんどん上げていくのが大切なのかなと思う」と思い描いた。

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