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28年ロス五輪でのボクシング採用には新たな統括団体が必要とIOC IBAとは性別騒動で対立激化

スポニチアネックス / 2024年8月6日 20時47分

IOC・バッハ会長(AP)

 国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムズ広報部長が6日にパリ市内で会見し、28年ロサンゼルス五輪でボクシング競技を採用するために新しい国際統括団体が必要との認識を示した。

 現在の国際ボクシング協会(IBA)は組織運営に問題があるとしてIOCは統括団体としての承認を取り消しており、21年東京五輪とパリ五輪のボクシング競技はIOCの管轄下で開催。ロサンゼルス五輪の組織委員会はいまだボクシングを実施競技に含めていない。アダムズ広報部長は「我々はボクシングを見たいし、ロサンゼルス五輪にボクシングが加わることを望んでいる」とした上で、「ボクシング界がスポーツと選手のために組織化を進める責任がある」と主張した。

 パリ五輪でIOCとIBAは女子ボクシングの性別騒動を巡っても激しく対立している。IBAは昨年の世界選手権中に実施した性別適格検査の結果、性染色体検査でテストステロンの数値が男性並みに高かったイマネ・ヘリフ(アルジェリア)とリン・ユーチン(台湾)の2人を失格としたが、IOCは2人とも女性であるとしてパリ五輪出場を認めた。ヘリフの初戦の相手が開始46秒で棄権したことを機に性別騒動が巻き起こったが、IOCはトーマス・バッハ会長が2日の会見で「女性として疑う余地はない」と断言していた。

 IBAは5日にパリ市内で会見を開き、オンラインで参加したウマル・クレムレフ会長(ロシア)が「IOCは競技を破壊している」と主張した上で、性別騒動とは直接関係がないIOCとバッハ会長への批判を延々と繰り広げた。アダムズ広報部長は6日、「昨日の会見についてはコメントしない」としながらも、「ボクシングというスポーツには、運営するための新しい連盟が必要なことは明白だ。IBAが運営に不適格な証拠が必要だと言うのなら、昨日の茶番劇に参加した主要メンバーを見ればいい」と皮肉った。

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