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日本ハム・新庄監督「大したもん」 プロ初満塁弾の万波を称賛「チャンスに強い打者はやっぱ外せない」

スポニチアネックス / 2024年8月7日 0時30分

<楽・日>金村を迎える新庄監督(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム5-1楽天(2024年8月6日 楽天モバイル)

 日本ハムは1―1の延長10回2死から万波中正外野手(24)が右中間へプロ初の満塁弾を放って勝ち越しに成功。チームは貯金6とし4位・楽天とのゲーム差を3に広げた。先発の金村尚真投手(23)は完封は逃したが、9回6安打1失点の力投で5勝目を挙げた。

 1―0の9回に追いつかれて突入した延長戦。新庄監督は「普通なら向こうに流れがいって、負けるパターンなんですけど」と振り返り、プロ初完投&初完封まであと一人で同点打を許した金村については「気持ちはわかりますけど、抑えたいっていう気持ちが甘いところにいってしまうっていうね、よくわかりますけど」と思いやった。

 10回は松本剛、清宮の連打で1死二、三塁とし、水谷が粘って四球でつないで満塁機を築いた。則本の外角153キロ直球を逆方向の右中間スタンドへ叩き込み、プロ初の満塁弾を放った万波に、指揮官は「大したもんですよね。真ん中外寄りのボールを逆らわずに右中間に持っていって」。万波は球宴明けは不振に苦しみ、7月30日のオリックス戦では4三振。翌日から3試合は先発を外れた。それでも3日のソフトバンク戦で14号2ランを放ったのに続く本塁打に、「ああいうところで決めれる選手っていうのはやっぱ使いたい。使いたくなるし。その前が3打席凡退しててもああいうところで。チャンスに強いバッターっていうのは、やっぱ外せない1人」とうなずいた。

 清宮は5回に先制の適時二塁打を放ち、10回にはグランドスラムを呼ぶ左翼フェンス直撃の二塁打。猛打賞で貢献したが、一塁走者だった3回1死ではアウトカウントを間違え、郡司の中飛で帰塁できず走塁死するミスもあった。新庄監督は「普通なら変えてますけどもう一回チャンス与えようと思って。結果論ですけどね。打ってね」と苦笑いだった。

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