レッドブル J3大宮の株式100％取得へ! WEクラブの買収も正式発表

J3大宮

　オーストリア大手飲料メーカーのレッドブルは6日、J3大宮と女子WEリーグ大宮を買収すると正式発表した。NTT東日本が保有する株式の譲渡契約を締結し、株式100％を9月に取得予定。外資系企業が単独でJクラブのオーナーになるのは初となる。

　レッドブルはスポーツを通じた宣伝活動を積極的に展開し、サッカーではオーストリア1部ザルツブルクをはじめ経営参画したクラブの名称やカラーを一新してきた。6クラブ目となる大宮も「RB大宮アルディージャ」に変更される見通し。企業名入りが認められている女子は「レッドブル大宮アルディージャVENTUS」とする案が検討されている。ホームタウンは引き続きさいたま市で活動。クラブカラーはオレンジを継続する可能性もある。

　▽レッドブル社　1984年にオーストリアで設立。世界のエナジードリンクで最大のシェアを誇り、23年グループ売上高は105億5400万ユーロ（約1兆6780億円）。サッカークラブはザルツブルクの経営権を05年に取得したのを皮切りに、ドイツ1部ライプチヒ、米MLSニューヨーク・レッドブルズ、オーストリア2部リーフェリング、ブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノの5クラブを所有。F1で2チームを運営するなどモータースポーツとの関わりも深い。