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阪神・森下 準備を怠らずに10試合連続打点 バース氏もエール「準備を大切に」

スポニチアネックス / 2024年8月7日 8時1分

<ヤ・神>初回、左前打を放つ森下(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神4―5ヤクルト(2024年8月6日 神宮)

 【畑野理之 談々畑】森下翔太の連続打点が「10試合」で止まった。走者得点圏での打席は2度あったが、いずれも凡退。3回1死三塁は遊ゴロで、前進守備を敷いていた正面に転がり還せなかった。7回1死一、二塁では遊ゴロ併殺打。前を打つ近本光司と中野拓夢の再三にわたるお膳立てに、応えられなかった。

 阪神の先輩、ランディ・バース氏の持つプロ野球記録の「13試合」には届かなかった。86年6月18日のヤクルト戦から7試合連続本塁打という王貞治氏と並ぶNPB記録を打ち立てたバース氏は、13試合で10発を放っている。ちなみに2位の山田哲人の18年の12試合連続打点も、その間、8本塁打で記録を伸ばしていった。2人と比較すれば森下のこの間の3本塁打は決して多くはない。いかに1、2番打者が出塁して、得点圏の打席で勝負強さを発揮してきたかがわかる。

 バース氏から「準備を大切に」というエールをもらっていた。「たくさんのビデオを見て、新しい対戦相手が出たら研究することが大事。常に自分の考えをもって、それに対しての準備をすること」

 なので神宮球場入りした森下の準備に注目した。この試合はバットを体から離して構えていた。いま、固定はしていない。近づける時もある。左足も少しだけ開き気味。その日のフィーリングを大事にして、日々変わる。初対戦のミゲル・ヤフーレを今日、どう打つかイメージしていた。

 初回1死一塁で高め真っすぐを左前打して一、三塁と好機を広げた。次打者の佐藤輝明が左前適時打。森下の先制を呼び込む一打は、打点こそつかなかったが、匹敵するものだったと思う。準備のたまものだろう。

 記録更新とならなかった森下だが、まだバース氏を超えるチャンスはある。バース氏は13試合でストップ後、86年7月26日の広島戦での犠飛まで7試合も打点がなかった。「きょうの負けを切り替えて、明日に向けてまた調整するしかないです」。くしくも86年は日本一イヤーの翌年。38年前のバース氏がなし得なかった連覇の2文字を、森下はみずからが打って手にしてみせるつもりだ。

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