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ソフトバンクが優勝マジック36再点灯!! 1番で輝く牧原大が“名誉挽回”猛打賞!!

スポニチアネックス / 2024年8月7日 6時2分

<ロ・ソ>ファンの声援に応える牧原大(撮影・沢田 明徳)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク6―4ロッテ(2024年8月6日 ZOZOマリン)

 首位・ソフトバンクは6日、ロッテを6―4で下し、優勝マジック36が再点灯した。初回に今季初めて1番で起用された牧原大成内野手(31)の安打を足掛かりにチャンスをつかみ、栗原陵矢内野手(28)の2点二塁打などで3点を先制。牧原大は3安打と活躍した。先発のリバン・モイネロ投手(28)が7回1失点で8勝目をマーク。チームは貯金を今季最多の32とし、2位・ロッテとのゲーム差を11に広げた。

 まさに先手必勝。電光石火の先制劇でマジックを再点灯させた。ロッテ先発・小島の立ち上がりを攻め、11球のうちに3連打で先制に成功。口火を切ったのは4試合ぶりにスタメン復帰し、今季初めて1番に抜てきされた牧原大だった。

 「3試合スタメンから外れたので、その悔しさをぶつけようと思って臨みました。でも、まさか1番だとは」

 初回、左腕の初球を狙いすますように左前打。2番・今宮が3球目を左二塁打して無死二、三塁と好機が拡大した。続く栗原がフルカウントからの7球目スライダーを右二塁打し2点を先制した。不動の3番打者は「最低でも犠牲フライで1点をと。大事の3連戦だった。打席の流れ的にも良かった」と先制打にうなずいた。

 牧原大にとっては名誉挽回のチャンスだった。1日までの楽天3連戦の全試合で失策があった。「打撃もそうですけど、自分のリズムを戻すために練習しました。練習をするしかないので」。2回に三塁内野安打、9回には右前打で出塁すると二盗にも成功。4安打した7月30日の楽天戦以来の猛打賞と1盗塁をマークし、「自分の持ち味である積極性は出せて良かったと思います」と振り返った。

 1番に牧原大を置く新オーダーは、村上打撃コーチの発案だった。「よーいドンで(牧原大は)打っていけるし、乗っていけるのでは」と提案し、見事にはまった。「初回は見事な集中力と攻撃でね。打撃コーチの発案ですよ」と小久保監督。チームに新たな攻撃のオプションが加わった。

 チームは2位・ロッテとの敵地3連戦の初戦を制し、優勝マジック36が再点灯した。小久保監督は「そんなん、もう禁句言うたやん」とマジックへの言及は避けた。2連勝で貯金を今季最多の32として、ロッテとのゲーム差は11に拡大したが、牧原大も「まだ試合はある。油断せず一つ一つ勝っていきたい」と気を引き締めていた。 (井上 満夫)

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