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【甲子園】高校通算64本塁打の早実・宇野 木製バットで聖地に名前刻む!「プライドを持って全員野球で」

スポニチアネックス / 2024年8月7日 5時2分

開会式リハーサルで行進する早実ナイン(撮影・後藤 大輝)

 第106回全国高校野球選手権大会(17日間)が7日、甲子園で開幕する。甲子園で最初に行われた1924年夏に出場した19校で唯一、聖地100周年の今大会に出場するのが早実(西東京)。高校通算64本塁打のプロ注目の遊撃手・宇野真仁朗内野手(3年)は、強力打線の中心として斎藤佑樹(元日本ハム)を擁した06年以来18年ぶりの頂点へ導く活躍を誓った。

 100周年の節目の開幕を翌日に控えた聖地・甲子園。開会式リハーサルで、ナインは伝統の「WASEDA」のユニホームに身を包み行進した。和泉実監督はネット裏から見守り、11日の第5日第1試合で対戦する鳴門渦潮(徳島)との初戦に思いを巡らせた。

 「早実は荒木大輔が(池田に)粉砕された感じが残っていますから、四国のチームは強いという認識です」

 82年夏の準々決勝。甘いマスクで「大ちゃんフィーバー」を起こしたエース荒木が、同じ徳島の池田戦で6回7失点でKOされた。今でも語り継がれる「やまびこ打線」の破壊力。だが今大会の早実も、西東京大会の準々決勝以降の3試合で38得点をマークした強打で上位進出を目指す。

 核となるのはプロ注目の2番・宇野真仁朗主将(3年)。今春から完全移行した低反発の「飛ばない金属バット」ではなく「スイングしやすい」と木製バットを使用し、高校通算64本塁打をマークするスラッガーだ。100年の間に王貞治、荒木大輔、斎藤佑樹らが名を刻んだ聖地。「1回目に出場させていただいて、100周年の記念すべき年に出られたのは光栄」と伝統を受け継ぐ自覚を口にした。

 甲子園での第1回大会を挟み、1922年夏から28年まで7年連続で出場したのに続く黄金時代の再来を目指す。「早稲田実業のプライドを持って一戦、一戦、全員野球で頑張っていければ」と宇野。斎藤佑樹を擁した06年以来18年ぶり2度目の夏の頂点へ。聖地100周年の歴史とともに、新たな一ページを刻む。(柳内 遼平)

 ◇宇野 真仁朗(うの・しんじろう)2006年(平18)7月5日生まれ、千葉県浦安市出身の18歳。日の出小4年時に浦安ベイマリーンズで野球を始め、18年には侍ジャパンU12日本代表に選出。日の出中では市川リトルシニアに所属。早実では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒1。憧れの選手はヤクルト・山田。1メートル78、81キロ。右投げ右打ち。

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