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60キロ級・文田健一郎が悲願の金メダル!紆余曲折も「トータルしてプラスが上回った」東京銀から3年

スポニチアネックス / 2024年8月7日 3時43分

<パリ五輪 レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝>金メダルの文田(左から2人目)(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪12日目 レスリング (2024年8月6日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子グレコローマンスタイル60キロ級は6日、東京五輪銀メダリストの文田健一郎(28=ミキハウス)が決勝で曹利国(中国)を4―1で下し、悲願の金メダルに輝いた。悔し涙を流した東京五輪から3年。スタンドで声援を送り続けてくれた愛する妻と娘の前で、東京五輪の“忘れ物”を取り返した。また、グレコローマンの五輪金メダル獲得は、1984年ロサンゼルス五輪52キロ級の宮原厚次以来。40年ぶりに歴史の扉をこじ開けた。

 悲願の金メダル。マットの上で何度も何度もうなずいた。五輪の頂点をかみしめるように、日本国旗を背にゆっくりと歩いた。

 真っ先に思い出したのは悔しい思いだった。金メダルの思いを問われた文田は、10秒ほど沈黙。「一番は3年前の決勝のことを今凄く思い出します」。東京五輪から3年。ようやく新しい景色にたどりついた。

 家族、支えてくれたすべての人の思いを背負って臨んだ一戦だった。「本当に紆余曲折あって、本当に経験したことのない苦しい期間があって、でもそれと同じくらい楽しいこともあって。トータルしてプラスが上回っていたので、今回優勝できたのかなと思います」。観客席には妻・有美さん、長女・遙月ちゃんの姿があった。

 日本のグレコローマンでの金メダル獲得は40年ぶり。「40年ぶりに凄いことをしたというか、率直な気持ちは40年間勝てなかったら悔しいなという気持ちが凄く大きくて。この一歩というか、もう一度40年ぶりに動きだした日本のグレコローマンが、このまま二歩三歩って、もっと闊歩していけるような、そんなメダルになったらいいなと思います」と声を弾ませた。

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