【サッカー女子】世界1位スペイン五輪初Vならず…守備崩壊4失点で4強敗退 初のメダル懸け3位決定戦へ

＜パリ五輪サッカー女子　ブラジル・スペイン＞準決勝敗退に落胆するスペイン代表イレブン（AP）

　◇パリ五輪第12日　サッカー女子準決勝　スペイン2―4ブラジル（2024年8月6日　マルセイユ競技場）

　パリ五輪サッカー女子は6日に準決勝が行われ、世界ランク1位スペインは同9位ブラジルに2―4と敗戦。昨年のW杯女王として初めて出場した五輪は同4位ドイツとの3位決定戦へと回ることになった。

　1次リーグで日本と同組だったチーム同士の対戦は、スペインがまさかの形から失点。前半6分、GKコルが相手からプレスをかけられると痛恨のキックミス。寄せてきた相手選手に当たったボールがDFパレデスにも当たって跳ね返り、そのまま自陣のゴールへと吸い込まれオウンゴールとなった。

　出はなをくじかれたスペインは圧倒的にボールを支配しながらも決定機が作れず。度々ブラジルのカウンターを浴びピンチを迎えると、前半アディッショナルタイムにも失点。2点ビハインドで前半を終えた。

　反撃を狙うチームだったが後半27分にもカウンターから失点。終盤猛攻を仕掛けFWパラリュエロが2点を返すも、2―4と敗戦。1次リーグ第3戦では（○2―0）と快勝した相手に敗れ、決勝進出ならず。初出場の五輪は銅メダルを懸け、9日の3位決定戦に臨むことになった。