【サッカー女子】悲願の金なるか!?ブラジル 3度目の決勝はまたも米国戦 過去2回とも敗れ銀メダル

＜パリ五輪サッカー女子　ブラジル・スペイン＞後半、同点ゴールが決まり喜ぶブラジル代表イレブンら（AP）

　◇パリ五輪第12日　サッカー女子準決勝　ブラジル4―2スペイン（2024年8月6日　マルセイユ競技場）

　パリ五輪サッカー女子は6日、準決勝2試合が行われ、世界ランク9位ブラジルが同1位スペインに4―2で勝利。08年北京五輪以来となる決勝進出。史上最多4度の優勝を誇る同5位・米国は同4位ドイツと延長戦の末、1―0で勝利。10日の決勝戦ではブラジルとの対戦が決まった。

　大黒柱のエースFWマルタを出場停止で欠いたブラジルだったが、昨年のW杯女王スペインに4―2の快勝。1次リーグ第3戦（●0―2）の再戦となった一戦でリベンジに成功。初の金メダル獲得へ王手をかけた。

　米国は準々決勝日本戦に続き突入した延長戦を1―0で制し、12年ロンドン五輪以来となる決勝進出。今大会も含め過去8大会で6度も決勝に駒を進めた。

　米国VSブラジルの決勝戦は04アテネ五輪、08年北京五輪に続き3度目。過去2回は全て米国が延長戦にまでもつれた接戦を制し優勝を飾った。米国が決勝戦で負けたのは過去00年シドニー五輪の1回（●2―3ノルウェー）のみ。ブラジルは3度目の決勝進出で悲願の初優勝を狙う。

　意外にもこれが五輪初出場のW杯女王スペインは無念の4強敗退。男子に続く決勝進出とはならず。9日の3位決定戦ではドイツ（同5位）と対戦へ。ドイツは08年北京五輪以来となる4度目の3位決定戦。五輪3位決定戦は一度も負けたことがなく、過去3度も銅メダルを獲得。初のメダル獲得を目指すスペインにとっては難敵となる。