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中村錦之助、隼人 10年ぶり親子で全国巡業 隼人は素顔であいさつの苦労も語る

スポニチアネックス / 2024年8月7日 12時41分

<「松竹大歌舞伎」制作発表会見>親子で会見に臨んだ中村隼人(左)、中村錦之助

 歌舞伎俳優の中村錦之助(64)と中村隼人(30)が7日、都内で「松竹大歌舞伎」(10月31日初日)の制作発表会見を行った。

 本公演は公益社団法人全国公立文化施設協会が主催。10月31日の神奈川県・藤沢市民会館公演を皮切りに、全国20カ所を巡る。演目は「双蝶々曲輪日記―引窓―」「身替座禅」を上演する。親子で全国を巡業をするのは約10年ぶりとなる。

 錦之助が「引窓」を息子の隼人と演じるのは初めて。「いつか2人で引窓ができればいいなと思っていましたが、こんなに早く夢がかなうとは思っていませんでした」としみじみと語った。

 隼人は今回の公演で前説として素顔であいさつも行う。「新春浅草歌舞伎」で行われるお年玉ごあいさつにヒントを得たもの。このあいさつは毎年1月行われる同公演で実施しており、俳優が上演前に素顔で行っている。

 「失敗してしまったかなと思うのが、浅草歌舞伎では大体、次の演目に出ていない人、出番までに30、40分時間がある人があいさつをやります。でも私には(間の時間が)10分少々しかございません。間に合わなかったら申し訳ございません」と冗談めいた口調で語った。

 錦之助はあいさつには参加しないものの「(出られないのは)準備が大変なんです。アメフトの防具くらい着込まないといけないので、11月で良かったです。いつも上演している9月の暑さに、あれを着ていたら2回公演できません」と苦笑いしながら述べた。

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