【競歩混合団体】川野将虎が1区2位通過で岡田久美子へ 高橋和生は11位で柳井綾音へ
スポニチアネックス / 2024年8月7日 15時16分
◇パリ五輪第13日 陸上 競歩混合団体(2024年8月7日 イエナ橋)
今大会から採用された陸上の新種目、競歩の混合団体はエッフェル塔前のトロカデロ広場を発着点とするコースでスタートが切られた。日本勢は2大会連続五輪出場の川野将虎(25=旭化成)と3大会連続の岡田久美子(32=富士通)、ともに初出場の高橋和生(28=ADワークスグループ)と柳井綾音(20=立命大)のペアが出場した。
男子が出場した1区(11.195キロ)では21年東京五輪50キロ銅メダルのエバン・ダンフィー(カナダ)がスタートから先行。2キロ付近で東京五輪6位の川野が後ろに張り付いたが、6キロ過ぎから8人による先頭集団が形成された。終盤の先頭は5人に絞られ、川野は1秒差の2位で2区の岡田へタッチ。高橋はトップから32秒差の11位で柳井へつないだ。
混合団体は男女1人ずつがペアを組み、男子―女子(10キロ)―男子(11キロ)―女子(10キロ)の順でリレーする42.195キロで争われる。日本は4月の世界競歩チーム選手権(トルコ)に3組が出場。東京五輪男子20キロ銀メダルの池田向希(旭化成)と岡田のペアが2位に入るなど、パリ五輪出場2枠を獲得していた。
女子代表の岡田と柳井については日本陸連が7月29日、混合団体に専念するため個人種目の20キロを辞退すると発表。この決断についてSNSで「身勝手だ」などと誹謗(ひぼう)中傷するメッセージが相次いで寄せられたとし、柳井は「たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と悲痛な叫びを上げていた。
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