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ド軍指揮官「心が痛む」守護神候補右腕が復帰登板で右太腿裏断裂の重症 涙の負傷降板に沈痛の面持ち

スポニチアネックス / 2024年8月7日 15時41分

負傷降板するグラテロル(右から3人目)の肩をたたくドジャース・ロバーツ監督(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース2―6フィリーズ(2024年8月6日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、本拠でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数無安打に終わり、打率は.306まで下がった。チームも左肩手術から復帰後3度目の先発となったクレイトン・カーショー投手(36)が5回途中1失点と好投も、試合は敗れて連勝が3でストップ。ナ・リーグ東地区首位フィリーズとのポストシーズン前哨戦は1勝1敗として7日(同8日)の3戦目を迎えることになった。

 故障者続出のチームにまたもアクシデントが発生した。今年4月の右肩違和感から復帰し、6回から3番手で登板した右腕グラテロルが、3人目のリアルミュートに4球目を投じた時点で右足を押さえて負傷降板した。前日には救援陣の一角トライネンが左臀部の違和感を訴えて負傷者リスト入り。グラテロルは守護神候補として期待されていただけに、デーブ・ロバーツ監督にとってはまたも悩みの種が増えた形となった。降板後、ドジャースは右太腿裏を痛めたと発表した。

 試合後、ロバーツ監督は、再度の長期離脱が濃厚となったグラテロルについて「心が痛む。ブルスダー(グラテロル)は我々にとって本当に良い存在だった。たくさんの大事な試合、特にポストシーズンで投げてくれ、私たちのためによくやってくれた。しかも今回の復帰に向け大変な道のりを歩んできた。アリゾナでたくさんの時間をリハビリに費やして、やっと戻ってこれたのに、3人目の打者の時に故障した。それもかなり大きなケガで、グレード3だ。右ハムストリングスの断裂だから、また長いリハビリになる。本当に気の毒に思う」と沈痛な面持ちで語った。

 グラテロルは負傷後は自力で歩けず、E・ヘルナンデスやトレーナーの肩を借りながらベンチへ戻り、まさかの負傷に涙を流した。

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