”競歩の駅伝”混合団体で2区の岡田久美子は10位に後退 柳井綾音は14位通過
スポニチアネックス / 2024年8月7日 16時3分
◇パリ五輪第13日 陸上 競歩(2024年8月7日 イエナ橋)
今大会から採用された陸上の新種目、競歩の混合団体がスタートし、出場2枠の日本勢は2大会連続五輪出場の川野将虎(25=旭化成)と3大会連続の岡田久美子(32=富士通)、ともに初出場の高橋和生(28=ADワークスグループ)と柳井綾音(20=立命大)の両ペアが出場した。
男女1人ずつがペアを組み、男子(11.195キロ)―女子(10キロ)―男子(11キロ)―女子(10キロ)の順で42.195キロをリレーする混合団体。男子が出場した1区では21年東京五輪50キロ銅メダルのエバン・ダンフィー(カナダ)が先行し、東京五輪6位の川野が後ろに張り付いたが、6キロ過ぎから8人による先頭集団が形成された。終盤の先頭は5人に絞られ、川野はトップのドイツと1秒差の2位で2区の岡田へタッチ。高橋はトップから32秒差の11位で柳井へつないだ。
2区の岡田は序盤に先頭集団から離され、9番手で追う苦しいレースとなった。ペースを上げた集団とのタイム差は徐々に開き、トップと1分9秒差の10位で3区の川野が再びスタート。柳井は2分22秒差の14位で高橋へタッチした。
女子代表の岡田と柳井については日本陸連が7月29日、混合団体に専念するため個人種目の20キロを辞退すると発表。この決断についてSNSで「身勝手だ」などと誹謗(ひぼう)中傷するメッセージが相次いで寄せられたとし、柳井は「たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と悲痛な叫びを上げていた。
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