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競歩・柳井綾音 混合団体1本で勝負も13位 「絞ってもこの結果。全力を出し切れたのはよかった」

スポニチアネックス / 2024年8月7日 19時15分

<パリ五輪・男女混合競歩>中継地点で高橋(右)から柳井に交代する(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第13日 陸上 競歩混合団体(2024年8月7日 イエナ橋)

 今大会から採用された陸上の新種目、競歩の混合団体が行われ、日本勢は川野将虎(25=旭化成)、岡田久美子(32=富士通)組が2時間55分40秒で8位に入賞した。ともに五輪初出場の高橋和生(28=ADワークスグループ)、柳井綾音(20=立命大)組は2時間58分8秒で13位だった。

 女子代表の岡田と柳井については日本陸連が7月29日、混合団体に専念するため個人種目の20キロを辞退すると発表。この決断についてSNSで「身勝手だ」などと誹謗(ひぼう)中傷するメッセージが相次いで寄せられたとし、柳井は「たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と悲痛な叫びを上げていた。

 レース後の高橋・柳井組との主な一問一答は以下のとおり。

 ▼高橋

 

 ――レースを終えて

 「強豪種目としてメダルと入賞を期待してもらっていた。そこに届かなくて悔しい思い。柳井選手がリレーに絞って懸けてくれたので。自分が1本目で先頭集団についていけなくて悔しい」

 ――応援は聞こえた

 「沿道の日の丸を持った応援団の方が…。スペインの応援がすごくて、気持ちで負けそうだったけど。日の丸を見るたびに頑張んないとな、という気持ちになった。最後、入賞圏内で柳井選手に渡せなくて悔しい思いをさせてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 ▼柳井

 ――レースを終えて

 「1本に絞ると決めて、メダルや入賞を目指す覚悟を決めてレースに臨んだ。今回の結果はすごく悔しいです。目標タイムを44分切りにして、突っ込むのではなくイーブンペースで最後に上げていくプランだったけど。コースの起伏で、うまく歩けなかったなと思います。思っていた以上に難しいコースだった」

 ――SNS問題について

 「嫌な思いをする言葉を言う方もいましたけど、たくさんの方が応援しているのが実感できた。たくさんの方の励ましの言葉に救われたので。感謝の気持ちでいっぱいです。力は出し切れたと思います」

 ――レースを1本に絞った判断は?

 「正直、今回の実力でいうと、20キロに出た後にこの種目に出るのは厳しいのが現実的で。でも、今回、絞ってもこの結果だった。これから力をつけないと世界で戦えないと実感した。でも、リレーに懸けて全力は出し切れたのは本当によかった」

 ――今後、五輪に向かう選手にSNSのアドバイスなどは?

 「言い方がよくないかもしれないけど、無視が一番というところで。五輪になると、いろんな知らない人も注目してくださる五輪の凄さを感じた。いろんな方がサポートしてくれるので。あまり見ないとか、視野に入れない方がいいかなと思います」

 ――相談やサポートは?

 「JOCの方がサポートしてくれて。自分もその後からは、JOCの方が出したものからは何も嫌がらせはなくなった。それ以上に応援してくれる方が“頑張れ”というコメントをくれたので。この舞台に立てるのが感謝の気持ちでいっぱいです」

 ――今後の目標

 「来年の世界陸上で入賞を掲げて、20キロの方で出場を目指したいと思っていて。それからは4年後のロス五輪でメダルを獲得できるぐらいに力をつけていきたい」

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