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アクシデント続きも予選突破のタンベリ「私には彼が必要」ともに東京金 脚痛めたバルシム気遣う

スポニチアネックス / 2024年8月7日 21時25分

負傷したバルシム(左)に駆け寄るタンベリ(右、ロイター)

 ◇パリ五輪第13日 陸上(2024年8月7日 フランス競技場)

 男子走り高跳びの21年東京五輪王者、ムタズエサ・バルシム(カタール)にアクシデントが起きた。

 予選A組で2メートル15、20、24を一発クリアと順調な跳躍を見せていたが、2メートル27の1本目の助走中に左ふくらはぎを痛めたとみられ、患部を押さえて倒れ込んだ。

 駆け付けたのが同記録で21年東京五輪で金メダルを分け合い、友情物語で話題となったジャンマルコ・タンベリ(イタリア)だった。

 予選B組で出場していたタンベリは心配そうにバルシムを見つめ、患部に優しく触れるシーンもあった。バルシムは2メートル27の2回目に成功し、10日(日本時間11日)の決勝に進んだ。

 タンベリもアクシデント続きで、7月26日の開会式では結婚指輪を紛失し、今月4日には腎臓結石の疑いで緊急入院したことも明かしていた。

 タンベリは2メートル27を3回失敗したものの、2メートル24を1回でクリアして予選通過。「ここ数日はポジティブな雰囲気をかなり失っていた。病気になって精神的に苦労した。でも、私はここにいる。過去は過去だ」とした上で、バルシムについて「決勝までに彼が良くなっていることを願う。私には彼が必要だ」と話した。

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