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【甲子園】吉田孝司氏 健大高崎、連覇へ盤石!さすがのバッテリー

スポニチアネックス / 2024年8月8日 5時1分

<健大高崎・英明>箱山(左)と言葉を交わす健大高崎・石垣(撮影・須田 麻祐子)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第1日・1回戦 健大高崎1―0英明(2024年8月7日 甲子園)

 【吉田孝司の目】巨人の捕手として活躍し、DeNAでスカウト部長を務めた吉田孝司氏(78)が、大会注目選手を分析。健大高崎の最速154キロ右腕・石垣元気(2年)とプロ注目捕手の箱山遥人(3年)のバッテリーを高く評価した。

 春夏連覇を目指す健大高崎のバッテリーはさすがだった。箱山は9回2死一塁から二盗を阻止したように、捕手として一番重要な「肩力」を持っている。ブロッキングも合格点。打撃も5回の特大左犠飛などフォロースルーが大きいから、長打を打てる。ただ捕手出身者としてあえて厳しい見方をする。6回1死一、三塁の守備で本盗を防いだが、投げる前に三塁走者を目で「けん制」すれば楽に刺せたはず。それとキャッチングをもう少し丁寧にしてくれれば、言うことはない。

 4回1死満塁から登板した石垣もフォーム、間合いに風格があり、自信満々で投げていた。テイクバックが大きく、ゆっくり始動するから150キロ以上がコンスタントに出る。細かい修正点はあるが、まだ2年生。ロッテ・佐々木にゆったりしたテイクバックが似ているし、将来が楽しみな投手だ。

 開会式で後輩・江川の始球式を見た。巨人入団後、彼のプロ初勝利に携わったが、歓声の大きさに、甲子園の素晴らしさを再確認した。

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