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オリ・宗、今季298打席目の1号が決勝弾!「一生打てないと思っていました」チームは後半戦初の連勝

スポニチアネックス / 2024年8月8日 5時45分

<オ・西>7回、勝ち越しソロを放ち、感情を爆発させて生還する宗(撮影・長嶋 久樹)

 ◇パ・リーグ オリックス3―2西武(2024年8月7日 京セラD)

 オリックス・宗の待望の一発が、チームを7カードぶりの勝ち越しに導いた。2―2の7回1死、松本の152キロ直球を振り抜き右翼スタンドへ。昨年は3月31日の開幕西武戦で放った1号が、今季は298打席を要したが、値千金の決勝弾に喜びを爆発させた。

 「一生打てないと思っていました。周りも、そんなにホームランも出ていないし、もうそこは捨てていましたね、自分の中で。とにかくヒットが欲しかったので、今日はそれが最高の形になった」

 前日6日西武戦では中川が203打席目での1号を放っていた。同学年の戦友の一発も刺激になり「最近、ホームランがポツポツと出だしているので、ちょっと自分に期待しながら」と振り返った。ともに長距離砲タイプではないとはいえ、昨季までの3連覇チームの主力打者。その2人に一発が出たことはチームにとっても大きい。

 長打力が課題だった中、前夜の3本塁打に続きこの日も森の同点2ラン、宗の決勝ソロと効果的な2発が飛び出し、中嶋監督も「どうした?」と驚きの表情。クライマックス・シリーズ(CS)進出へ向けては3位・日本ハムまでは8ゲーム差あっても、シーズン終盤での勝ち方はどこよりも知っている。後半戦初の連勝。殊勲の背番号6は「簡単に負けられない。また全員で頑張っていきたい」とナインの総意を口にした。(山添 晴治)

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