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日本ハム・清宮 汚名返上ゲンコツV弾!前夜ボーンヘッドで新庄監督から喝「切り替えて臨めた」

スポニチアネックス / 2024年8月8日 6時0分

<楽・日>清宮(左)の頭にげんこつを落とす新庄監督(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム3―0楽天(2024年8月7日 楽天モバイル)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)が7日、楽天戦で0―0の8回に右翼席に決勝の6号2ランを放った。前日の同戦で走塁ミスを犯し、試合前には新庄剛志監督(52)からゲンコツを受けていた若武者が、汚名を返上する一発。3位から首位のソフトバンク、2位のロッテを必死に追いかけるチームは、2連勝で貯金を7に増やした。

 燃えないはずがなかった。走者でアウトカウントを間違える凡ミスを犯した前日から一夜明け、清宮は試合前の練習中に新庄監督からゲンコツを受けた。軽めとはいえ、ハッパを掛けられた格好。いかに取り返すかが大事だ。そして試合終盤。そのミスを取り返す、値千金の一発を放った。

 「プロ野球選手としてやってはいけないミス。ただ、切り替えのスポーツでもあるので、切り替えて臨めた」

 0―0で迎えた8回2死一塁。岸の初球、143キロの甘く入った直球を振り抜くと、仙台の夜空にアーチを描いた打球は右翼席中段に消えた。チームを2連勝に導く決勝の6号2ラン。6回の3打席目は全球直球で空振り三振に倒れていただけに「もう最後、打てれば良いと心を鼓舞していた」と胸を張った。

 同期との“約束”がある。開幕前に負傷で出遅れ、4月19日に今季初めて1軍に昇格するも、1カ月もたたずに不振で2軍に落ちた。6月11日の今季2度目の再昇格の際は、同じタイミングで上がった田中瑛と札幌市内の寿司店で「今回はマジで粘ろう。(1軍に)食らいついていこう」と約束。田中瑛は不振で同15日には再び2軍落ちとなったが、17年のドラフト同期の悔しさを胸に、1軍で結果を残し続けている。

 これで6戦3発となったが、新庄監督は簡単に褒めない。潜在能力を認め、期待が大きいからこそ「今日は100%、振ったところにボールが来ただけ。あと5本ホームラン打って昨日の走塁(ミス)がチャラのちょっと下くらい」と言った。

 清宮は言葉に力を込める。「前半戦は力になれなかった。本当にチームを勝たせるという思いでやっている」。3位のチームは貯金を7に増やした。首位のソフトバンクはまだまだ先だが、2位・ロッテとの2ゲーム差は維持。白星を重ねていけば、何かが起こる。(清藤 駿太)

 ≪球宴以降殊勲安打は6本目≫清宮(日)の今季の球宴以降の後半戦成績を見ると、11試合で40打数15安打の打率.375で、3本塁打、12打点をマーク。肩書付きの殊勲安打は、この日の決勝弾で6本目になった。パで後半戦の12打点は、ポランコ(ロ)の11打点を上回るトップで、殊勲安打6本も山川(ソ)の4本を抑え最多と勝負強さを発揮している。

 ▽日本ハム・清宮の走塁ミス 6日の楽天3連戦の初戦で、3回1死の一塁走者で、郡司が中堅への平凡な飛球を放った際になぜか全力疾走。途中でアウトカウントを間違えたことに気づいたが、中飛で一塁に帰塁することができずに併殺に。5回に適時打を放ったが「流れを悪くしてしまうミス」と反省していた。

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