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【甲子園】智弁学園が2部制ナイターで延長タイブレーク制す 起床から約16時間半の長い1日

スポニチアネックス / 2024年8月8日 5時1分

<岐阜城北・智弁学園>午後9時36分に試合が終了し、校歌を歌う智弁学園ナイン(撮影・須田 麻祐子)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第1日 1回戦 智弁学園9―6岐阜城北(2024年8月7日 甲子園)

 甲子園100周年の大会が開幕し、開会式に続いて1回戦3試合が行われた。今大会は初めて暑熱対策で午前と夕方に分ける「朝夕2部制」が導入。ナイター開催となった第3試合は、智弁学園(奈良)が岐阜城北(岐阜)を延長11回タイブレークの末に制し、2年連続で初戦を突破した。

 智弁学園が歓喜の瞬間を迎えたとき、時計の針は午後9時36分をさしていた。タイブレークに突入した10回に3点を取り、直後に取り返され、11回に再び相手ミスなどにつけこんで3得点。両チーム計20安打、15得点の激闘に終止符を打った。

 今大会から「朝夕2部制」が導入され、第3試合は当初予定より22分遅い午後6時52分開始。試合終了は、史上最遅の21年1回戦の高川学園(山口)―小松大谷(石川)の同9時40分にあと4分に迫る長期戦となった。それでも5―3の延長10回1死満塁で右前適時打など5安打2打点と暴れ続けた1番・佐坂悠登は「アドレナリンが出ていたので、全く疲れていないです」と胸を張った。

 長い、長い一日となった。同校選手は午前8時30分開始の開会式に備え同5時10分に起床。開会式を終え、同10時35分にいったん宿舎に戻った。その後、たとえば佐坂は昼寝後に一人で約2キロをランニングするなど、ナインはリフレッシュに努めた。午後1時に宿舎で昼食を取り、甲子園に再び戻ったのは同3時35分。そこから室内練習場で体の切れを出し、開会式から10時間22分後のナイターへ。「準備の時間が長く取れたので個人的にはやりやすかった」と佐坂。激闘を終えたときには起床から16時間30分がたとうとしていた。

 不慣れなナイター試合で、両チーム計10失策。それでも小坂将商監督は「おそらく日中の試合なら下半身に疲労が来て、もっと(ミスが)多かった。もの凄くやりやすかった」と振り返った。2部制にタイブレーク…高校野球の新スタイルが凝縮された一戦を制し、2年連続で初戦突破。次は今春選抜優勝校・健大高崎と激突する。

 ≪試合開始、終了ともに大会史上2番目に遅い≫

 ○…第3試合の岐阜城北―智弁学園戦は試合開始時間が午後6時52分、終了時間は同9時36分だった。試合時刻としては開始、終了ともに21年8月15日の高川学園―小松大谷戦(1回戦)の開始=午後7時10分、終了=同9時40分に次ぐ大会史上2番目に遅い記録となった。

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