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須崎優衣 ロス五輪明言「あと4年、これからの4年頑張っていきたい」涙の銅「本当に苦しい2日間だった」

スポニチアネックス / 2024年8月8日 4時51分

<パリ五輪 レスリング>女子50キロ級、3位決定戦、銅メダルを獲得し、ほっとしたような表情を見せる須崎優衣(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第13日 レスリング(2024年8月7日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子50キロ級の須崎優衣(25=キッツ)は7日、3位決定戦でオクサナ・リバチ(ウクライナ)を下し、銅メダルを獲得した。連覇を狙ったパリの闘いは思い描いた結果ではなかったが、悔し涙を力に変えて、2大会連続となるメダルをつかんだ。

 試合開始直後から高速タックル。攻めて攻めて攻め続けた。相手に攻撃する隙を与えず第1ピリオドを8―0で折り返し。第2ピリオド開始17秒に再びオクサナに襲い掛かった須崎は、あっという間に10ポイントを獲得。魂のこもったパリ最後の闘いでテクニカルスペリオリティー勝ちを収め、意地の銅メダルをつかんだ。

 試合を決めた直後、須崎は涙を流しながら両手を胸の前に合わせ、スタンドに何度も何度も頭を下げた。“ごめん”“ありがとう”――。さまざまな思いが詰まった2大会連続のメダル獲得となった。

 涙を拭った須崎は「本当に昨日初戦で敗退してから本当に苦しい2日間だったんですけど、周りの方々が背中を押してくれて、立ち直らせてくれたので、支えてくださった方々に心から感謝したいです」と無念の1回戦からの思いを吐露。日本の応援団だけでなく、外国人のファンからも登場時から拍手や声援が送られたことに「オリンピックチャンピオンの須崎優衣じゃなかったら価値がないんじゃないかって思っていたんですけど、負けたにも関わらず私に声援を送ってくれて、負けたのにこうやって信じてくれて、励ましてくれた方々に感謝したいと思います」と再び涙を流した。

 続けて「そういった方々にオリンピックチャンピオンになる姿をもう一度見てもらえるように、あと4年、これからの4年頑張っていきたいと思います」と4年後のロサンゼルス五輪に挑むことを早くも明言。改めて東京から3年を振り返り「この3年間は結果だけ見たら順風満帆にきているかと思うんですけど、全然そうじゃなくて、ケガがあったりとか、いろいろ苦しいことを乗り越えての3年間だったので、想像以上に苦しい3年間だったなと思います」とかみ締めるように語った。

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