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性別騒動の女子ボクサー 台湾のリンが決勝進出決める 東京五輪では入江聖奈さんのライバル

スポニチアネックス / 2024年8月8日 5時33分

リン・ユーチン(AP)

 ◇パリ五輪第13日 ボクシング 女子57キロ級準決勝(2024年8月7日 ローランギャロス)

 ボクシング女子57キロ級の準決勝が行われ、性別騒動の渦中にあるリン・ユーチン(28=台湾)がエスラ・ユルドゥス・カフラマン(27=トルコ)を判定5―0で破り、決勝進出を決めて銀メダル以上を確定させた。

 リンは国際ボクシング協会(IBA)が主催した昨年の世界選手権で3位に入りながら、66キロ級のイマネ・ヘリフ(25=アルジェリア)とともに性別適格検査で失格となり、銅メダルを剥奪された。IBAは性染色体検査でテストステロンの数値が男性並みに高かったと説明しているが、21年東京五輪には女子フェザー級で出場。初戦で敗れ、リンをライバル視していた金メダリスト入江聖奈さんとの対戦はなかった。

 東京五輪に引き続き国際オリンピック委員会(IOC)が管轄するパリ五輪出場も認められたが、ヘリフとともに性別騒動に巻き込まれた。初戦の2回戦でウズベキスタン選手に勝つと、相手のコーチが「残念としか言いようがない。男だ」とIOCへの抗議も辞さない姿勢を示した。準々決勝でリンに敗れたブルガリア選手も両手の指で「X」を示すポーズを取り、コーチによると女性が持つXX染色体をアピールすることで女子選手との対戦を希望したという。

 IOCはトーマス・バッハ会長が「彼女たちが女性であることは明確で疑いがない」と断言するなど、IBAの検査は信用できないと主張。一方、ロシアのプーチン大統領と親しいとされるIBAのウマル・クレムレフ会長(ロシア)は「競技を破壊している」などIOC批判を繰り広げている。

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