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難病指定の病気を抱える小浦和也が首位発進 半ズボンOKの大会でも長ズボンでプレーした理由とは

スポニチアネックス / 2024年8月8日 14時58分

小浦和也

 ◇男子ゴルフツアー  横浜ミナトチャンピオンシップ~Fujiki Centennial~第1日(2024年8月8日 神奈川県 横浜カントリークラブ 7207ヤード、パー71)

 プロ11年目の小浦和也(31=NEXTEP)が9バーディー、1ボギーの63で回り午前組のトップに立った。

 「ショットがずっとチャンスにあったので、それが入るか入らないかという感じだった。パットも良く入った。去年からここのグリーンは凄い良いイメージが出ている。ラインも凄く読めてたし。タッチも合っていました」

 昨年もこの大会は初日に66で回り、3位の好スタートを切っている。3日目に75とスコアを崩し、最終的に38位に終わったものの、相性の良さは感じている。

 「結構好きですね。ラウンドしやすいし、グリーンも読みやすいので自分には合っていると思います」

 その言葉通り、インの10番から出てピンまで残り176ヤードの第2打を7Iで1・5メートルにつけて、これを沈めて幸先の良い滑り出し。15番では8メートル、後半の5番では7メートルを沈めるなどロングパットもよく決まった。

 今週は1999年の日本ゴルフツアー機構発足後、初めて短パンを着用してのプレーがOKになった。近年の酷暑対策の一環だが、小浦はいつもと同じ長ズボンスタイルだった。

 「(短パンだと)バカンス感が出ちゃって、僕の中ではピシッと決まらない気分になるイメージがあった。今週は長ズボンでいきます」と笑いながら話したが、もう一つ理由があった。

 専修大時代に発症した難病指定の「突発性血小板減少性紫斑病(しはんびょう)」対策だ。

 「真ダニにかまれたらまずいので」と肌の露出を少なくするため半ズボンを避けた。

 突発性血小板減少性紫斑病は出血すると血が止まらなくなり、頭などをぶつけて内出血した場合、致命傷となる危険がある。副作用で体調が悪くなるのを避けるため、薬は服用していないが、状態は安定。それでも3カ月に1回の検査は欠かさないようにしている。

 「医師から(真ダニに刺されるのが)ダメと言われているわけではないですが、血小板減少の人がそれにかまれた時にどうなるか、あいまいな雰囲気で“ちょっと気をつけないといけないね”というのはあったんで、それも気にしています」と話した。

 昨季はASO飯塚チャレンジドで6位に入るなど通算賞金436万8500円を稼いで、ランク61位となり初シードを手にした。今季は10試合に出て予選落ちが5試合、最高成績は日本プロの25位と思うような結果を残せていないが、絶好の巻き返しのチャンスをつかんだ。

 「もう足りないところだけ。そこを一つ一つ埋めてですね。優勝はもちろん目指してますけど、最終日に優勝を狙える位置にいられれば良いかなと思っています。まだ初日なので冷静に。明日も今日と同じように頑張りたいなと思います」と落ち着いた口調で話していた。

 

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