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レスリング・桜井つぐみ 完勝で準決勝進出!メダル確定へあと1勝 金城梨紗子に代わり階級連覇必ず

スポニチアネックス / 2024年8月8日 19時42分

<パリ五輪・レスリング女子57キロ級2回戦>相手を攻める桜井(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第14日 レスリング(2024年8月8日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子57キロ級の桜井つぐみ(22=育英大)が8日、準々決勝でルイサ・バルベルデ(エクアドル)を下し、準決勝進出を決めた。

 五輪2戦目のマットでも桜井のレスリングを貫き、勝利をキッチリとつかんだ。ポイントを奪ってはマットの中央にすぐ戻りスタンバイ。相手に休む暇も、付け入る隙も与えずフォール勝ち。完勝でメダル確定まであと1勝とした

 初五輪の初戦。序盤は相手の動きを見極めながらの闘いとなったが、巧みに相手の攻撃を封じ、タックルから得点。前半を3―1で折り返すと、第2ピリオドにも3ポイントを重ね初五輪1勝を挙げた。

 57キロ級は五輪3連覇を目指していた金城梨紗子(旧姓・川井)が君臨する階級だったが、昨年6月の全日本選抜選手権では準決勝で直接対決し、テクニカルスペリオリティー勝ちで圧倒。名実共に世代交代を果たし、パリへの切符を勝ち取った桜井。ここまで日本女子勢の出場階級では、尾崎と須崎が銅メダル獲得、藤波も決勝進出で銀メダル以上を確定させている。出場4階級連続メダルへ、そして金メダルへ、桜井は止まらない。

 ◇桜井 つぐみ(さくらい・つぐみ)2001年(平13)9月3日生まれ、高知県出身の22歳。高知南高、育英大を経て、今年4月から育英大助手。父が開設した高知クラブで3歳から競技を開始。中学校時代は全国中学校大会を3連覇。大学1年だった20年の全日本選手権を初めて制すと、世界選手権では21年は非五輪階級の55キロ級を、22、23年は57キロ級を制して3連覇を達成した。家族は父・優史氏、母・美佳さんと妹2人。

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