決勝進出のリレー侍 「まったくしゃべれなかった」サニブラウンが柳田の緊張ぶり暴露

＜パリ五輪　陸上男子4×100リレー予選＞柳田（右）にバトンを渡す一走のサニブラウン（中央）（撮影・小海途　良幹）

　◇パリ五輪第14日　陸上（2024年8月8日　フランス競技場）

　男子400メートルリレーで2大会ぶりの表彰台を目指す日本が、予選1組で38秒06の4着となり、9日（日本時間10日）の決勝に進んだ。

　1走からサニブラウン・ハキーム（東レ）、柳田大輝（東洋大）、桐生祥秀（日本生命）、上山紘輝（住友電工）のオーダー。世界の舞台が経験豊富なサニブラウンが明かしたのは、柳田の緊張ぶりだった。

　サニブラウンはレース前の柳田について、「（柳田は）死ぬほど緊張していて、まったくしゃべれなかった」と暴露。1、2走で小さなバトンミスがあった。柳田が「すんなりもらえなかった」と言うと、サニブラウンは「言ってくれるね」とニヤリ。柳田は「僕が（うまく）もらえなかった」と訂正した。

　決勝では柳田の緊張もほぐれるはず。リレー侍が誇るバトンワークで、表彰台への道を切り開く。