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予選前半11位から逆転決勝進出の森秋彩「出し切れたのですっきりした」 クライミング女子複合

スポニチアネックス / 2024年8月8日 20時9分

リードで逆転し決勝進出の森秋彩(AP)

 ◇パリ五輪第14日 スポーツクライミング(2024年8月8日 ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

 スポーツクライミングの女子複合は予選後半のリードが行われ、世界ランキング3位の森秋彩(あい、20=茨城県連盟)が合計150.1点の4位となり、上位8人による10日の決勝へ進んだ。一方、東京五輪銀メダリストで世界ランク8位の野中生萌(みほう、27)は115.5点の9位で、惜しくも決勝進出を逃した。

 予選前半のボルダーは11位と出遅れた森が、より得意とするリードで躍動した。20人中19番目に登場すると、パワーを必要とするゾーンも楽々とクリア。完登となるトップホールドをつかみかけて落下したものの、予選1位通過となった東京五輪金メダルの”絶対女王”ヤンヤ・ガンブレット(25=スロベニア)と並びリード予選は1位。野中を抜いて2種目合計4位まで順位を上げ、決勝へコマを進めた。

 前回の東京五輪では森の出場資格を巡って日本協会と国際連盟が対立。スポーツ仲裁裁判所の裁定により出場はかなわなかったが、昨年の世界選手権3位で初の五輪切符をつかんでいた。

 ▼森 登る前はやっぱり緊張した。最後(トップのホールド)を取れなくてすごく悔しかったが、出し切れたのですっきりした。極力ミスをしないように慎重にいった。

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