南海トラフ注意情報 各局が臨時ニュース 日テレ、テレ東などバラエティー中断 テレ朝は五輪中継中に

東京・渋谷のNHK社屋

　気象庁は8日、南海トラフ巨大地震の臨時情報で注意情報を出した。この日午後4時43分ごろ、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生し、調査していた。

　これを受けてテレビ各局も対応。NHKは「ニュース7」を延長し、民放各局も通常番組を中断して地震に関する情報を伝えた。

　NHKは午後7時半からパリ五輪中継を予定していたが、午後7時からの「ニュース7」の冒頭で副島萌生アナウンサーが「きょうは8時55分まで時間を延長して地震の情報をお伝えしていきます」と話し、現地からの情報などを伝えた。

　日本テレビは午後7時からの「THE突破ファイル」を通常通り放送し、L字画面で「南海トラフ臨時情報　調査中」と津波情報などを伝えた。午後7時16分には画面が切り替わり、「news every.」に出演していた鈴江奈々、森圭介両アナウンサーが報道局から出演。「南海トラフ巨大地震に注意を呼び掛ける臨時情報を発表しました」と伝えた後、同27分からは再び「THE突破ファイル」が放送された。

　TBS、フジテレビ、テレビ東京もそれぞれ「プレバト!!」、「ミュージックジェネレーション」、「有吉木曜バラエティ　北関東vs南関東『650から厳選(秘)絶品グルメ』50連発」を中断し、気象庁や林芳正官房長官の会見、識者のコメントなどを放送した。

　テレビ朝日はパリ五輪の男子レスリングを中継していたが、午後7時19分～30分まで中断して南海トラフ巨大地震の注意情報を伝えた。