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【体操】岡慎之助「鉄棒の金メダルより、平行棒の銅メダルの方がうれしい」パリ五輪で3冠の新エース帰国

スポニチアネックス / 2024年8月8日 21時4分

<パリ五輪体操日本代表 帰国>フォトセッションに臨む(前列左から)萱、岡、橋本(後列左から)谷川、杉野(撮影・五島 佑一郎)

 パリ五輪に出場した体操男女日本代表が8日、羽田空港に帰国した。到着ロビーに姿を見せると、出迎えた大勢のファンから温かい拍手や、ねぎらいの言葉が送られた。

 岡慎之助(20=徳洲会)は団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠を達成。「鉄棒の金メダルより、平行棒の銅メダルの方がうれしい。平行棒は本当に自分らしい演技ができた」と自信を示した。

 日本の体操史上1大会で3個以上の金メダル獲得は、1972年ミュンヘン大会の加藤沢男以来52年ぶりの快挙。15・300点で銅メダルを獲得した平行棒と合わせ、日本勢11人目となる同一大会で4つのメダルを獲得。団体総合では鉄棒の2番手で好演技を披露し、バトンを橋本につないだ。

 22年の全日本個人総合選手権で右膝前十字じん帯を断裂。同じ跳馬で全く同じ箇所を負傷した4学年上の先輩・藤巻竣平と手術、リハビリ、そして復帰への長い道のりを支え合った。「おととし膝の大ケガをしてしまって、多くの方々がサポートしてくれた。このような結果で終えて、感謝を込めた演技ができた」と語った。

 19年世界ジュニア選手権で団体総合、個人総合2冠。今年4月の全日本で初の表彰台2位。5月のNHK杯では橋本不在ながら初優勝を飾った。今後については「これからもずっと連覇を続けて、勝ち続けられるような選手になっていきたい」と意気込んだ。

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